『君の声が聞こえる』のイ・ジョンソクさんと、『相続者たち』のパク・シネさん主演の『ピノキオ』を完走しました~
嘘をつくとしゃっくりが出る架空の病気“ピノキオ症候群”の女の子と、悪質な報道で辛い経験をした男の子のラブストーリー。
「報道のありかた」がテーマのドラマなので、全体的に真面目なストーリーではあるのですが、そんじょそこらのラブコメとは比較にならないくらい、破壊力のある胸キュンシーンが満載でした(笑)
ちなみに、主演のイ・ジョンソクさんを含めて『君の声が聞こえる』の脚本・演出が再集結したドラマとして、韓国で高い注目を浴びました。
今回は、『ピノキオ』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星4.5の何度も見返したくなる超おすすめドラマです!
『ピノキオ』の基本情報
予告編
あらすじ
幼いころ、悪意ある報道で家庭が崩壊してしまったイ・ハミョン(イ・ジョンソク)。母の無理心中で海に投げ出されたハミョンは、流れ着いた島でチェ・ゴンピルに拾われ、彼の亡くなった息子ダルポとして生きることになった。
数カ月後、ゴンピルの家に、父母の離婚がきっかけで、チェ・イナ(パク・シネ)がやってくることになり、ダルポとイナは同い年の叔父と姪として暮らしはじめる。
イナに淡い思いを抱きはじめるダルポだったが、実は、イナの母親が自分の家族を破滅させた元凶の報道記者であることを知り、「恋心」と「敵の娘への憎しみ」に思い悩む日々を送ることになってしまった。
高校生になったある日、クイズ番組への出演をめぐるトラブルに遭遇したイナは、「報道記者になる」という夢を見つける。
しかしイナは、嘘をつくとしゃっくりがでる“ピノキオ症候群”という病気を患っており、大学卒業後なかなか就職できずにいた。諦めそうになったイナを励ましたのは、なんとダルポだった。
「一緒に記者になろう」
憎んでいたはずの「記者」という存在になると決意したダルポの想いとは……
『ピノキオ』のキャスト
相関図
イ・ジョンソク
チェ・ダルポ/キ・ハミョン役
幼い頃、悪意ある報道で家族が崩壊した悲しい経験を持つ。元凶となった報道記者の娘であるイナに、淡い恋心を抱いている。
▼イ・ジョンソクさんの他出演作品:
『ロマンスは別冊付録/2019年』
『あなたが眠っている間に/2017年』
『W-君と僕の世界-/2016年』
『ドクター異邦人/2014年』
『君の声が聞こえる/2013年』
『シークレット・ガーデン/2010年』 など
パク・シネ
チェ・イナ役
嘘をつくとしゃっくりがでる“ピノキオ症候群”という病気を患っている。とある事件がきっかけで、報道記者になることを夢見ているがなかなかうまくいかない。
▼パク・シネさんの他出演作品:
『シーシュポス: The Myth/2021年』
『アルハンブラ宮殿の思い出/2018年』
『ドクターズ〜恋する気持ち/2016年』
『相続者たち/2013年』
『となりの美男<イケメン>/2013年』
『オレのことスキでしょ。/2011年』
『美男<イケメン>ですね/2009年』
『宮S -Secret Prince-/2007年』 など
キム・ヨングァン
ソ・ボムジョ役
イナの同僚の報道記者。
▼キム・ヨングァンさんの他出演作品:
『初対面だけど愛してます/2019年』
『ナインルーム/2018年』
『恋するシャイニング★スター ~気になる彼は星いくつ!?~/2016年』
『ウチに住むオトコ/2016年』 など
イ・ユビ
ユン・ユレ役
ダルポの同僚の報道記者。
▼イ・ユビさんの他出演作品:
『ラブ・セラピー ~A POEM A DAY~/2018年』
『夜を歩く士<ソンビ>/2015年』
『尚衣院 -サンイウォン-/2014年』
『九家の書 ~千年に一度の恋~/2013年』 など
ユン・ギュンサン
キ・ジェミョン役
ダルポの実の兄。家族離散の原因となった報道記者たちを憎んでいる。
▼ユン・ギュンサンさんの他出演作品:
『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~/2018年』
『逆賊~民の英雄ホンギルドン~/2017年』
『ドクターズ~恋する気持ち~/2016年』
『六龍が飛ぶ/2015年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- ナム・ダルム
ダルポの少年時代 - ノ・ジョンウィ
イナの少女時代 - イ・ピルモ(ファン・ギョドン役)
YGN報道局社会部キャップ。 - カン・シニル(イ・ヨンタク役)
YGN報道局長。 - ミン・ソンウク(チャン・ヒョンギュ役)
YGN報道局社会部記者。 - チュ・スヒョン(イム・ジェファン役)
YGN報道局カメラ記者。 - チン・ギョン(ソン・チャオク役)
イナの母、MSC報道局社会部長。 - キム・グァンギュ(キム・コンジュ役)
MSC報道局社会部キャップ。 - ピョン・ヒボン(チェ・コンピル役)
イナの祖父、ダルポの養父。 - シン・ジョングン(チェ・ダルビョン役)
イナの父、チャオクの元夫、不動産屋。 - キム・ヘスク(パク・ロサ役)
ボムジョの母、デパート会長。
『ピノキオ』の感想(多少のネタバレあり)
記者としてだんだん成長する姿を応援したくなる
悪意ある報道で悲しい経験をしたダルポ、久しぶりに会う母親との関係や病気のせいでなかなか就職できないイナ。
紆余曲折の後になんとか記者になった二人ですが、最初のうちは特に、めちゃくちゃ失敗ばかりなんですよ。罰でバンザイのまま立たされたり電話で怒鳴り散らされたり……
そんな二人が、「記者という仕事」について真剣に考え、ぶつかり合いながら、段々と成長していくストーリーが本当に爽快!
序盤がどうしても劣勢からスタートするため、後半の同僚たちをビシッと論破するシーンや、敵を追い詰めるために取材を重ねるシーンはスカッとしました(笑)
主演の二人のすべてがかわいい
ダルポとイナは「家族」なので、お互いに信頼しているアットホームな感じにほっこりしますし、ダルポがイナをからかう感じが、もうかわいいのなんの……
ちなみに、ユン・シネさんのしゃっくりのタイミングも可愛すぎます(笑)
「あなたのこと信じてたわ」「ヒック!」
「…(シーン)…」
「…(ショボーン)…ごめん、実は疑ってた」
みたいなやり取りについ笑ってしまいます。
あと、序盤のダルポがダサ可愛すぎて、個人的にめっちゃツボでした(笑)
胸キュンシーンが破壊力バツグン
冒頭でも少し書きましたが、全体的に真面目なストーリーにもかかわらず、印象的な胸キュンシーンが盛りだくさんです。
両手で壁ドンして腕のなかに閉じ込めてみたり、
手の上からキスしてみたり、
イチャイチャとひげをそってみたり、
お気に入りのシーンはまだたくさんあるんですけど、これも1つのネタバレってことでこの辺にしておきます(汗)
ラブコメ好きの私としては、コメディ要素の少ないラブストーリーで、こんなにも「何度も見返したくなるシーン」の多いドラマは初めてでした。
印象的なセリフ
「局長は見たいニュースと見るべきニュースならどちらを?」
出典:ピノキオ 第16話より
ネットスラングの一種として「マスゴミ」なんて言葉がありますが、人の粗を探すような報道が多いのは、私たち視聴者側にも問題があるんだと思うんですよね。
結局のところ「視聴者が見るべきニュースを“見たい”と思っている」のであれば、自然と見るべきニュースが多くなるはずなので、妙にグサッとくるセリフでした。
ちなみに、↑のシーンのあとに、イ・ジョンソクさん演じるダルポが語る「2つの例」には、思わずニヤリと納得してしまいました。
『ピノキオ』のおすすめ韓国ドラマ度は★4.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
『君の声が聞こえる』を視聴後に、イ・ジョンソクさん繋がりでとくに何も考えずに選んだ作品でしたが、メッセージ性の強いストーリーと、主演の二人のかわいさにハマって、一気に見てしまいました。
「自分も1分1秒を大切にしたい!」と思える、爽やかな青春ラブストーリーでした!
ちなみに、演出は異なりますが、脚本パク・ヘリョンさん×主演イ・ジョンソクさんのドラマとしては、『あなたが眠っている間に』も人気なので、気になる人はチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※余談①
『君の声が聞こえる』を視聴後に本作を見ると、あんなに不気味な殺人犯(チョン・ウンインさん)がコミカルにカメオ出演していたり、優しく強い母親(キム・ヘスクさん)が、真逆の母親になっていたりと、違った意味で楽しめますよ(笑)
※余談②:ユン・サンヒョンさんがカメオ出演?
ストーリーに関する軽いネタバレになるかもしれないので一応↓
韓国版wikiに記載で、『君の声が聞こえる』でユン・サンヒョンさんが演じたチャ・グァヌ弁護士がカメオ出演している、との記載があり探してみたことろ、第12話のエンディングでちょっとだけ出てきました。
たしかに第12話で、ダルポが「弁護士には会ってみたか?」みたいな話をしていたのに、第13話には出演しなかったのでしばらく気が付きませんでしたが(笑)
どうやら本編の補足シーン的な扱いのようですね。もっとしっかり裁判のシーンまでやってくれても面白かったと思うのでちょっと残念でした(汗)
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 피노키오 |
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話数 | 全20話(約1,191分=約20時間) |
視聴率 | 平均視聴率:10.6% 最高視聴率:13.3%(第20話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2014年 |
提供 | SBS |
演出 | ▼チョ・スウォン 『医師ヨハン/2019年』 『30だけど17です/2018年』 『君の声が聞こえる/2013年』 『清潭洞アリス/2012年』 など |
脚本 | ▼パク・ヘリョン 『スタートアップ:夢の扉/2020年』 『あなたが眠っている間に/2017年』 『君の声が聞こえる/2013年』 『ドリームハイ/2011年』 『彼女がラブハンター/2007年』 など |