『ピノキオ』のイ・ジョンソクさんと『トンイ』のハン・ヒョジュさん主演の『W-君と僕の世界-』を完走しました~
イ・ジョンソクさんマジ漫画!
『ロマンスは別冊付録』では、優しくて一途な年下イケメンの好演が印象的でしたが、本作では、バリバリにアクションもこなしお茶目さもある、まさにマンガの主人公。
(一部、ボッコボコにされる可愛そうなシーンも…)
2016年のMBS演技大賞では7冠を達成した韓国でも人気の高い作品です。
今回は、『W-君と僕の世界-』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星3.5の一度は見ておきたいおすすめドラマです!
『W-君と僕の世界-』の基本情報
予告編
あらすじ

大人気ウェブマンガ『W』の作者オ・ソンムを父に持つオ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)は、心臓外科のレジデントとして、平凡な毎日を送っていた。
ある日、父のアシスタントであるパク・スボンから「突然、父が失踪した」と相談される。慌てて仕事場を訪ねたヨンジュは、父の執筆道具であるタブレットから伸びる手に引きずられ、気がつくとマンガの世界に入り込んでしまう。
しかもそこで出会ったのは、『W』の主人公であるカン・チョル(イ・ジョンソク)だった。
マンガの世界に戸惑いつつも、まさに”理想の彼”であるチョルに惹かれていくヨンジュ。一方チョルも、不思議な出会いをし、自分に言えない秘密を抱えているヨンジュのことが気になりだして…
『W-君と僕の世界-』のキャスト
相関図

イ・ジョンソク
カン・チョル役
大人気ウォブマンガ『W』の主人公。オリンピックの射撃金メダリストで、10年前に何者かに家族を殺され、犯人を捕まえるための会社を設立。未解決犯罪の解決に尽力する。

▼イ・ジョンソクさんの他出演作品:
『ロマンスは別冊付録/2019年』
『あなたが眠っている間に/2017年』
『ピノキオ/2014年』
『ドクター異邦人/2014年』
『君の声が聞こえる/2013年』
『シークレット・ガーデン/2010年』 など
ハン・ヒョジュ
オ・ヨンジュ役
心臓外科のレジデント(研修医)。人気ウェブマンガ『W』の作者であるオ・ソンムの娘。突然、『W』の世界に入り込み主人公のカン・チョルの命を救ったことから、現実とマンガの世界を行き来するようになってしまう。

▼ハン・ヒョジュさんの他出演作品:
『トンイ/2010年』
『華麗なる遺産/2009年』
『一枝梅〜イルジメ〜/2008年』
『春のワルツ/2006年』 など
イ・テファン
ソ・ドユン役
元格闘技選手でカン・チョルの護衛役。献身的にチョルをサポートする。

▼イ・テファンさんの他出演作品:
『キム秘書はいったい、なぜ?/2018年』
『黄金の私の人生/2017年』
『恋のドキドキスパイク/2015年』 など
チョン・ユジン
ユン・ソヒ役
カン・チョルの古くからの友人で秘書。ウェブマンガ『W』におけるヒロインで、カン・チョルに想いを寄せている。

▼チョン・ユジンさんの他出演作品:
『ロマンスは別冊付録/2019年』
『30だけど17です/2018年』
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん/2018年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- パク・ウォンサン(ハン・チョルホ役)
国会議員、元検事、次期大統領候補。 - キム・ウィソン(オ・ソンム役)
ヨンジュの父、ウェブ漫画家、Wの作者。 - イ・シオン(パク・スボン役)
ソンムのアシスタント。 - ホ・ジョンド(パク・ミンス役)
ミョンセ病院胸部外科医、ヨンジュの指導教授。 - カン・ギヨン(カン・ソクボム役)
ミョンセ病院胸部外科レジデント、ヨンジュの友人。
『W-君と僕の世界-』の感想(多少のネタバレあり)
展開の読めないジェットコースターのようなストーリー

現実とマンガの世界が入り交じるストーリーなので、「実はマンガの世界では…」と何度もどんでん返しが発生します。
その分、先の展開が読みづらく、「あぁ、これでやっと幸せになる…え?ならないの?」とまったく油断できません。
とはいえ、ストーリーにのめり込めないかというとそんなことはなく、絶妙なタイミングで挿入されるマンガのイラストのおかげで「マンガの世界だから仕方ないよね〜」と妙に納得してしまいます。
シリアスな展開が多いからこそイチャイチャが甘い

ウェブマンガ『W』の世界では、カン・チョルが遭遇した不可解な事件の解決に向けて、真犯人との対決が多く描かれているので、かなりシリアスな展開が多いです。
主人公にも関わらず、ナイフで刺されたり銃で撃たれたり、血だらけになることもしばしば…。ヒロインのヨンジュも、「ここはマンガの世界ですよ」なんて言えないので、チョルたちに不審がられたり警察に追われたり…
そんなハラハラするストーリーのなかで、主演2人が少しずつ想いを寄せる…のかと思ったら一気に距離を詰めてきます。
しかもイチャイチャが甘い。「何回キスすれば気が済むんだ!」というくらいに。まさか第3話でいきなりキスシーンが出てくるとは、まったく予想してませんでした(笑)
イ・ジョンソクさんがかっこいいのにお茶目

韓国には「만찢남(マンチッナム)」という言葉があります。
これは「만화를 찢고 나온 듯한 남자(マナルル チッコ ナオン トゥタン ナムジャ=マンガを破って出てきたような男)」の略だそうですが、本作のイ・ジョンソクさんはまさに「マンガから飛び出てきた主人公」です。
逆境でも諦めずに戦おうとする姿はかっこいいし、過去の事件の心の傷を見せない姿はいじらしい。そしてなにより、ヨンジュをからかったり、冗談を言ってる姿が本当にチャーミング。ウィンク似合いすぎ(笑)
ハン・ヒョジュさんのあたふたがひたすらかわいい

『トンイ』以来、6年ぶりのドラマ主演であるハン・ヒョジュさん。『トンイ』では、明るく正義感が強い「英雄」ともいうべきヒロインを演じました。
一方本作では、急にマンガの世界に入り込んでしまってパニックになる様子や、かっこいい主人公にニヤニヤするミーハーな様子など、「アラサー女子」としてすごくリアリティがありました。(もちろん英雄のように活躍する場面もありますが…)
「オットケ?オットケ~?(どうしよう?どうしよう~?)」と、あたふたしているのが本当に可愛かったです。
『W-君と僕の世界-』のおすすめ韓国ドラマ度は★3.5
ハッピーエンド | |
---|---|
ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
韓国のドラマは日本のドラマに比べると話数が多く、最初は説明回で中盤から一気に面白くなる、という印象があったのですが『W-君と僕の世界-』は違いました。
設定の独創性と主演2人の演技の上手さの相乗効果で、本当に見始めたら止まらない(というか先が気になりすぎて止まれない)。作中で出てきた「心安らかで愛しいの」という本(ロマンスの教則本)が実際に出版され、ベストセラーになるほど韓国で一大ブームとなったのも納得できます。
ただ、冒頭でもすこし触れたように、イ・ジョンソクさん演じるカン・チョルがズタボロにやられたり、ホラーな演出があったりするので、グロ耐性が無い人は注意してください。(正直、私はあまり耐性が無い方なのでストーリー中盤はけっこうキツかった…)
だからこそ、少しのラブシーンにめちゃくちゃドキドキするのかもしれませんが(笑)
イ・ジョンソクさん/ハン・ヒョジュさんが好きな方なら、安心して楽しめる作品だと思うのでぜひチャレンジしてみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | W(더블유) |
---|---|
話数 | 全16話(約970分=約16時間) ※U-NEXTでは全24話 |
視聴率 | 平均視聴率:12.9% 最高視聴率:15.2%(第7話) ※TNmS全国マルチメディア統合調査 (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2016年 |
提供 | MBC |
演出 | ▼チョン・デユン 『ロボットじゃない~君に夢中!~/2018年』 『彼女はキレイだった/2015年』 『火の女神ジョンイ/2013年』 など |
脚本 | ▼ソン・ジェジョン 『ナイン〜9回の時間旅行〜/2013年』 『イニョン王妃の男/2012年』 『思いっきりハイキック!/2006年』 など |