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韓国版『彼女はキレイだった』感想|悩んだとき見たくなる元気をもらえるラブコメ

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キルミー・ヒールミー』では兄妹役を演じた、パク・ソジュンさんとファン・ジョンウムさんがカップルとして再共演したラブコメディ『彼女はキレイだった』を完走しました~

仕事にも容姿にも自信を失っている女の子が、イケメンに大変身した幼馴染に引け目を感じて会うのを拒んだのに、職場で別人としてばったり再会してしまう物語。

展開的に我慢が必要なところもあるけど、夢や目標、自分自身との向き合い方など、視聴後に「自分も頑張ろう!」と思える素敵なドラマでした。

2015年のMBC演技大賞で全10冠を獲得した、韓国でも人気の高い作品です。

今回は、『彼女はキレイだった』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!

(トップ画像は公式HPより)

TSUNJI
TSUNJI
おすすめ韓国ドラマ度
星5の何度も見返したくなる超おすすめドラマです!

 

『彼女はキレイだった』の基本情報

予告編

出典:YouTubeチャンネル「moviecollectionjp」

あらすじ

出典:彼女はキレイだった

子どものころは、母親譲りの美貌とたくさん表彰されるほどの優秀さを兼ね備えていたキム・ヘジン(ファン・ジョンウム)。

しかし、思春期を過ぎたころには、父親の遺伝子が顔を出し残念な容姿へ。しかも、家庭の事情が重なって受験に失敗、就職しても続かず、30歳でアルバイトの日々を送っていた。

そんなある日、アメリカへ引っ越した幼馴染チ・ソンジュン(パク・ソジュン)から「帰国するから会いたい」とメールが届く。

喜んで会いに行ってみると、子どものころは太っちょでいじめられていたソンジュンは、スラッとしたイケメンに大変身していた。

すっかり自分の容姿や境遇に自信を失っていたヘジンは、美人の親友ミン・ハリ(コ・ジュニ)に、自分の代わりに会いに行ってほしいと頼んでしまう

「良い思い出だけ残してお別れしよう」と決意した数日後、驚愕の事件が発生する。やっとの思いで就職した新しい職場で、ソンジュンに再会してしまうのだ。

あまりの事態に頭を抱えるヘジンと、全くの別人を幼馴染だと思い込み、同姓同名のヘジンを厳しく指導するソンジュン。二人の奇妙な関係がスタートするが……。

 

『彼女はキレイだった』のキャスト

相関図

出典:https://www.bsfuji.tv/kanokire/

パク・ソジュン

チ・ソンジュン役
ヘジンの幼馴染であり初恋の相手。アメリカに引っ越したが15年ぶりに韓国に帰国。
ファッション誌「ザ・モスト」の副編集長に就任する。

出典:彼女はキレイだった

▼パク・ソジュンさんの他出演作品:
梨泰院クラス/2020年』
キム秘書はいったい、なぜ?/2018年』
サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~/2017年』
『花郎<ファラン>/2017年』
キルミー・ヒールミー/2015年』
『魔女の恋愛/2014年』 など

ファン・ジョンウム

キム・ヘジン役
子どものころは美人で優等生だったが、成長するにつれて残念な容姿とネガティブ思考に。
偶然が重なってファッション誌「ザ・モスト」の編集部で働くことになる。

出典:彼女はキレイだった

▼ファン・ジョンウムさんの他出演作品:
『恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~/2018年』
キルミー・ヒールミー/2015年』
『秘密/2011年』  など

チェ・シウォン

キム・シニョク役
ファッション誌「ザ・モスト」の編集者。リアクションが面白いヘジンのことを気にいり、なにかと面倒を見てくれる優しい先輩。

出典:彼女はキレイだった

▼チェ・シウォンさんの他出演作品:
『ダーリンは危機一髪!/2019年』
『ピョン・ヒョクの恋/2017年』
『オー!マイレディ/2010年』 など

コ・ジュニ

ミン・ハリ役
ヘジンの親友。ヘジンに頼まれて、ヘジンのフリをしてソンジュンと出会う。
一度だけのつもりが、偶然ソンジュンと再会してしまい……。

出典:彼女はキレイだった

▼コ・ジュニさんの他出演作品:
『アンタッチャブル/2017年』
『追跡者 チェイサー/2012年』
『私の心が聞こえる?/2011年』 など

個人的に印象深かった助演キャスト

  • ファン・ソクチョン(キム・ララ役)
    ファッション誌「ザ・モスト」の編集長。
  • アン・セハ(キム・プンホ役)
    ファッション誌「ザ・モスト」の編集者。いつも孫の手を持ち歩いている
  • チョン・ダビン(キム・ヘジン/キム・ヘリン役)
    ヘジンの幼少期/ヘジンの妹(一人二役)

 

『彼女はキレイだった』の感想(多少のネタバレあり)

一人の人間として自信を取り戻していく姿に共感

ファン・ジョンウムさん演じるヘジンは、受験に失敗し就職活動もうまくいかず、とてもマイナス思考な日々を送っています。

出典:彼女はキレイだった

そんなヘジンが、ソンジュンにボロクソに言われながらも、周囲の人間の支えのなかで、だんだんと成長していく姿は思わず応援したくなります。

出典:彼女はキレイだった

そして終盤にかけて、自分のことを変えようと努力し、「一人の人間として自信を取り戻していく姿」や「もう一度、夢を追いかけようとする姿」にものすごく元気をもらえました。

百面相のコメディっぷりに大笑いしてしまう

本作の前半は、個人的にはしんどい展開でした。特にパク・ソジュンさん演じるソンジュンが、ヘジンも含めて「ザ・モスト」のメンバーに辛く当たるんですよ。

根底にあるいろんな問題も含めて、第9話くらいまで見れば納得感があるんですけど……。(作中に「最低最悪のムカつく上司でした」と告白するシーンがあるくらい)

そんな展開のなかでも、先輩にイタズラされてあたふたするヘジンや、おどかされて腰を抜かしそうになるソンジュンの百面相をみていると、つい声を出して笑ってしまいます。

出典:彼女はキレイだった

ちなみにちょっと余談ですが、韓国ドラマでは、びっくりしたシーンで「カムチャギヤ!(びっくりした)」というセリフがよく出てきます。

出典:彼女はキレイだった

私は、すべての俳優さんのなかで、パク・ソジュンさんの「カムチャギヤ!」が一番好きです。びっくりしすぎて力が抜ける感じとか、語尾が「イヤァイシ!」みたいにわちゃっとするのが「あぁもう!」って言ってるみたいで、つい何回もリピートしてしまいます(笑)

恋敵の葛藤や優しさに胸がしめつけられる

恋愛ドラマには「恋敵」が欠かせません。ドラマによっては、恋敵の方になびいてハラハラしたり、わざと誤解させるような展開にイライラしたりしますよね?

ただ、本作の恋敵たちはものすごく健気で一途

ハリもシニョクも、ソンジュンやヘジンの気持ちが自分に向いていないことを理解しつつも、好きになる気持ちを止められない……。

しかも、恋敵であるヘジンやソンジュンのことを本当に大切にしていて、だからこそ悩んだり失敗したりする。

出典:彼女はキレイだった

さらには、それぞれがちゃんと「夢」に向かって努力している。

終盤が近づくほど、メインカップルが幸せになってほしいと思う一方で、優しい恋敵二人にも、どうにか幸せが訪れてくれないかと願うくらい、大好きなキャラクターになりました。

 

『彼女はキレイだった』のおすすめ韓国ドラマ度は★5

ハッピーエンド
ストーリー
キャラクター
総合

実は『彼女はキレイだった』は、史劇ドラマしか見てこなかった私が、初めて見た現代劇ドラマなんです。

『花郎<ファラン>』でファンになったパク・ソジュンさんが出演している、という理由だけで見始めたので、「定番」の演出に慣れてなくてイライラすることもしばしば……

ご飯を食べながら叫ぶの汚くない⁉︎とか、なんでくしゃみを人に向かって大砲のように飛ばすの⁉︎とか(笑)

ただ、キャラクターの心情描写や丁寧なストーリー展開に夢中になり、見終わる頃には、「いろんなことあったけど、幸せそうだからまぁいいか」と笑ってしまったのを覚えています。

そして何より、恋愛だけでなく、夢や目標に向かって努力する、エンディングの先までしっかりと描かれたものすごく満足度の高いドラマなんです。

パク・ソジュンさんが好きな方はもちろん、「元気がもらえるラブコメ無いかな~」って方にもおすすめの作品なので、ぜひ視聴してみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【番組情報・制作スタッフ】

原題 그녀는 예뻤다
話数 全16話(約961分=約16時間
視聴率 平均視聴率:12.2%
最高視聴率:17.2%(第11話)
※TNmS全国マルチメディア統合調査
 上記の予告編における「最高視聴率19.7%」はソウル(首都圏)実績
(出典:韓国版wikiより)
放送 2015年
提供 MBC
演出 ▼チョン・デユン
ロボットじゃない~君に夢中!~/2018年』
W-君と僕の世界-/2016年』
『火の女神ジョンイ/2013年』 など
脚本 ▼チョ・ソンヒ
『30だけど17です/2018年』
『(中国ドラマ)逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~/2016年』
『ナイショの恋していいですか!?/2014年』 など