『タンタラ~キミを感じてる~』のヘリさん(Girl’s Day)、『雲が描いた月明り』のパク・ボゴムさん、『運勢ロマンス』のリュ・ジュンヨルさんなどが出演する『恋のスケッチ~応答せよ1988~』を完走しました~
初恋だけでなく、家族愛やご近所付き合いの人情がつまった心温まる作品
イ・ウジョン作家とシン・ウォンホ監督がタッグを組む『応答せよシリーズ』全3作の第3作目。(それぞれ独立した作品なので続きものではありません)
『応答せよ1997』の最高視聴率7.5%、『応答せよ1994』の最高視聴率11.9%と、それぞれ当時のケーブルテレビとしては異例の視聴率を獲得するなか、最高視聴率18.8%(AGBニールセンメディアリサーチ)と記録更新。
メインカップルの三角関係は、それぞれの魅力的なキャラクターも相まって大論争を巻き起こした韓国でも人気の高い作品です。
今回は、『恋のスケッチ~応答せよ1988~』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星4.5の何度も見返したくなる超おすすめドラマです!
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』の基本情報
予告編
あらすじ

韓国で初めて開催されるオリンピックに国中が熱狂した1988年。ソウルの道峰区双門洞に住むソン・ドクソン(ヘリ)には4人の幼なじみがいた。
サッカー好きでちょっとぶっきらぼうなキム・ジョンファン(リュ・ジュンヨル)、天才と名高いプロ棋士のチェ・テク(パク・ボゴム)、お調子者で情報通のリュ・ドンリョン、家族思いで優等生のソン・ソヌ。
子どものころからお互いの家を気軽に行き来する5人は、まるで家族のように育ってきた。
ある日、ドクソンは女子校の友だちと遊びに出かけた先で、ソヌ、ジョンファン、ドンリョンの3人に偶然出会う。
そして友だちから、「ソヌがずっとドクソンのことを見ていた。きっと好きだからに違いない」と言われ、急にソヌを意識し始めてしまうドクソン。しかしソヌには別に好きな人がいて、あっという間に失恋してしまう……。
そんなドクソンの様子をきっかけに、それぞれの初恋が動き出して……。
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』のキャスト
相関図

ヘリ(Girl’s Day)
ソン・ドクソン役
双門女子高校に在学中。
成績はイマイチでお転婆。姉と弟に挟まれて育ち、いつも我慢をしいられている。

▼ヘリさんの他出演作品:
『九尾の狐とキケンな同居/2021年』
『ファイティン・ガール!〜Miss Lee〜/2019年』
『トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~/2017年』
『タンタラ~キミを感じてる/2016年』
『ジキルとハイドに恋した私~Hyde Jekyll, Me~/2015年』 など
パク・ボゴム
チェ・テク役
幼少期から天才囲碁棋士として育ち、高校には行かずプロ棋士として活動中。
囲碁以外はからっきしのため、幼なじみたちからは使いっぱしりにされている。

リュ・ジュンヨル
キム・ジョンファン役
サッカー好きの高校生。
変わり者の父や兄を見てクールに生きようとする、典型的なツンデレキャラ。

▼リュ・ジュンヨルさんの他出演作品:
映画『金の亡者たち/2019年』
映画『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班/2019年』
『運勢ロマンス/2016年』
『プロデューサー/2015年』 など
コ・ギョンピョ
ソン・ソヌ役
双門高校の生徒会長。幼なじみたちのなかで一番まともな人間。
母子家庭で育ち、妹を大切にしている。

▼コ・ギョンピョさんの他出演作品:
『シカゴ・タイプライター~時を越えてきみを想う~/2017年』
『会社を辞める最高の瞬間/2017年』
『最強配達人~夢みるカップル~/2017年』
『となりの美男<イケメン>/2013年』 など
イ・ドンフィ
リュ・ドンリョン役
4人兄弟の末っ子。あだなは「サンショウウオ」。
勉強より遊ぶのが好きで、ダンスが上手い。情報通。

▼イ・ドンフィさんの他出演作品:
『ペガサスマーケット/2019年』
『自己発光オフィス~拝啓運命の女神さま!~/2017年』
『アントラージュ ~スターの華麗なる人生~/2016年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- ソン・ドンイル(ソン・ドンイル役)
ドクソンの父、銀行員。 - イ・イルファ(イ・イルファ役)
ドクソンの母、専業主婦。 - リュ・ヘヨン(ソン・ボラ役)
ドンソクの姉、ソウル大生。 - キム・ソンギュン(キム・ソンギュン役)
ジョンファンの父、ドクソンの家の大家。 - ラ・ミラン(ラ・ミラン役)
ジョンファンの母、専業主婦。 - アン・ジェホン(キム・ジョンボン役)
ジョンファンの兄、浪人生。 - キム・ソニョン(キム・ソニョン役)
ソヌの母、専業主婦。 - チェ・ムソン(チェ・ムソン役)
テクの父、時計店運営。 - ユ・ジェミョン(リュ・ジェミョン役)
ドンリョンの父、高校教師、学年主任。
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』の感想(多少のネタバレあり)
大論争を巻き起こしたシリーズ屈指の三角関係
『応答せよシリーズ』の醍醐味は、過去と未来を行き来するストーリーのなかで、いろいろなヒントから予想する「ヒロインのダンナ様探し」ですよね。
なかでも本作は、リュ・ジュンヨルさん演じるジョンファンとパク・ボゴムさん演じるテクが魅力的すぎて、オナムリュ(どうせ夫はリュ・ジュンヨル)派とオナムテク(どうせ夫はチェ・テク)派で大論争となりました。
しかも、毎シリーズのことながらヒントの出し方もズルい。
未来のドクソンとダンナ様が「二人で写真撮ったのいつだっけ?」みたいな話をした後に、ドクソンとジョンファンがツーショット写真を取るシーンがあって、

「これはもうジョンファンに決まりだな」と思ってたら、すぐ後にしれっとテクと写真を撮るシーンが……。

ジョンファンとテクのそれぞれに、男らしさや優しさを感じるエピソードも盛りだくさんで、確かに早々決めれる気がしません(笑)


(ちなみに、テクにお姫様抱っこされて「やぁー!(ちょっと!)」って言ってるドクソンが一番好きです、笑)
家族のエピソードにめちゃくちゃ共感
本作は『応答せよシリーズ』のなかでも、特に「家族愛」を強く感じる作品です。
幼なじみ5人の家族それぞれに、兄弟姉妹間で大小さまざまな喧嘩や親子のすれ違い、それを包み込む愛情いっぱいのエピソードにめちゃくちゃ共感してしまいました。

おかずを分け合うだけで日々の食卓が彩られるような、濃密なご近所付き合いが当たり前だった1980年代ならではの、「人間味あふれるキャラクター」に、ほっこりすること間違いなし!

『応答せよシリーズ』を通して、ヒロインの父母を演じるソン・ドンイルさん、イ・イルファさんはもちろん、キム・ソニョンさんやユ・ジェミョンさんなど、両親役のキャストも豪華で、安心して視聴できます。
過去シリーズとのつながりや他ドラマのパロディも
『応答せよ1994』では『応答せよ1997』のキャラクターが“若かりし頃”として出演するシーンがあったのに比べると、本作における過去シリーズキャラクターの出演は控えめ。
それでも、『応答せよ1994』のスレギ(チョンウさん)が出てきたり、

スレギの実習の同期(キム・ジュンギさん)が同じ高校の友人だったりと、過去シリーズを感じさせる演出もしれっと出てきます。(↓どの角度からみても、高校生に見えないけど)

ちなみに、『応答せよ1997』でサムチョンポを演じたキム・ソンギュンさんが、全く別人の配役・ジョンファンの父として出演していて、あまりの変貌ぶりについ爆笑してしまいました(笑)

また、過去シリーズの再現だけでなく、ヒョンビンさんとハ・ジウォンさん主演の『シークレット・ガーデン』の有名なキスシーンのパロディもあったりして、いろんな楽しみ方ができる作品です。

『恋のスケッチ~応答せよ1988~』のおすすめ韓国ドラマ度は★4.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
過去シリーズに比べると、「家族愛」や「人と人の繋がり」など、人情にあふれる作品でした。
話数は多いものの、エピソードも盛りだくさんなせいで、特に「メインカップルのハッピーエンド」という意味では、すこし終盤が駆け足だった印象……。(どうやってお互いの家族を納得させたか、あたりはもう少し詳しく描いて欲しかった)
むしろサブカップルの方が、きれいにまとまっているかもしれません。特にお兄ちゃんのカップルのキスシーンは色んな意味で秀逸でしたね(笑)
とはいえ、メインカップルの美男美女っぷりや、恋のライバルにもかかわらず互いを大切にする友情、親子の愛情や、ご近所付き合いの温かさなど、楽しめるポイントが盛りだくさんで、個人的には『応答せよシリーズ』で一番好きな作品になりました。
(終盤の2つの結婚式のシーンは、つい自分の家族を重ねて号泣していまいました。)
「泣ける作品が見たい!」「ハラハラする作品より穏やかに見れる作品がいい」という方はぜひチャレンジしてみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 응답하라1988 |
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話数 | 全20話(約1,889分=約31時間半) ※U-NEXTでは全42話 |
視聴率 | 平均視聴率:12.4% 最高視聴率:18.8%(第20話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2015年 |
提供 | tvN |
演出 | ▼シン・ウォンホ 『賢い医師生活 シーズン2/2021年』 『賢い医師生活 シーズン1/2020年』 『刑務所のルールブック/2017年』 『応答せよ1994/2013年』 『応答せよ1997/2012年』 など |
脚本 | ▼イ・ウジョン 『賢い医師生活 シーズン2/2021年』 『賢い医師生活 シーズン1/2020年』 『応答せよ1994/2013年』 『応答せよ1997/2012年』 など |