『キルミー・ヒールミー』のチソンさんと、『イ・サン』のハン・ジミンさんが主演する『知ってるワイフ』完走しました!
もともと、長編時代劇が好きで『イ・サン』を見たことがあったのに加えて、つい最近『屋根部屋のプリンス』も完走したばかりだったので、「あ、ハン・ジミンさんの新しいドラマ見っけ!しかも2018年って結構新しいやん」くらいで視聴を開始。
実は本作を視聴時点では相手役のチソンさんについて、他の出演ドラマを見たことがなかったので、「ちょっと風間俊介に似てるかも?」なんていらんこと考えながら見てました…
が、ほんの数話見ただけで驚愕!
チソンさんマジすげー
家庭と仕事の板挟みで擦り切れるサラリーマンの哀愁と、ヘタレ具合にめちゃくちゃ共感!つい恐妻から逃げ出してしまったり、もう関わらないと決めたのにどんどん元妻に惹かれていったり、もう感情移入が止まらない(笑)
同じく子育て中のパパとして、どこか勉強しているつもりで魅入ってしまいました。
今回は、『知ってるワイフ』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(TOP画像は韓国公式HPより)
星4.5の何度も見返したくなる超おすすめドラマです!
『知ってるワイフ』の基本情報
予告編
あらすじ
ジュヒョク(チソン)は、妻のウジン(ハン・ジミン)、幼い子ども2人と暮らす冴えない銀行員。職場では直属の上司と馴染めず、家庭では子育てに疲弊する妻を理解できず、居場所のなさに肩身の狭い思いをしていた。
そんなある日、学生時代の初恋の相手であるヘウォン(カン・ハンナ)と再会し、実は当時、両思いだったことを知る。
ウジンとの生活を続けることに疲れ、離婚を考え始めたジュヒクは、とある外出の帰り道の高速道路で、見慣れない料金所を発見。不思議に思いつつ通ったところ、急に車が暴走して猛スピードで走り出し、気がつくと大学時代にタイムスリップしてしまっていた。
過去の世界でヘウォンに告白し、目を覚ました現代では、なんと妻がヘウォンへと変わっていた。 理想どおりの生活に浮かれるジュヒョク。
そんなある日、職場で「普通のキャリアウーマン」となったウジンに再会する。
ジュヒョクは、自分の「知っているワイフ」とは全く別の、イキイキと働く姿ウジンに再び惹かれていく……。 一方ウジンも、「誰かと結婚した自分」の鮮明な夢を何度も見る、という不思議な経験に戸惑っていた。
二人の関係は元に戻るのか、それとも……?
『知ってるワイフ』のキャスト
相関図
チソン
チャ・ジュヒョク役(銀行員)
銀行勤務の冴えないサラリーマン。仕事では失敗続き、家に帰っては妻に罵倒され、なんとかしようとおちゃらけるもダダ滑り…。
↓クローゼットでこっそりゲームをしようとする姿に泣いたら良いのか笑ったらいいのか…(笑)
「今、俺は不幸だ…」なんて悲観してるときに初恋の人に出会って、しかも優しくされたらグッときちゃうんですよね。女性視聴者さんからすると、「男ってバカね~」って思うんでしょうけど(汗)
でも、物語が進むにつれて、奥さんへの優しさを取り戻して行く様子には、本当に心が暖かくなりました。
▼チソンさんの他出演作品:
『悪魔判事/2021年』
『医師ヨハン/2019年』
『被告人/2017年』
『タンタラ~キミを感じてる~/2016年』
『キルミー・ヒールミー/2015年』
『秘密/2013年』
『ボスを守れ/2011年』 など
ハン・ジミン
ソ・ウジン役(ジュヒョクの妻)
これまで見てきたドラマのハン・ジミンさんは、明るいキャラクターが多かったので、いきなりの鬼嫁出現に、正直めっちゃ怖かったです。
ただ、共働きで夫の育児参加がほぼなし、しかもお母さんの体調も良くない、ってなると余裕が無くなってもしょうがないですよね。夫婦喧嘩するシーンなんて、ジュヒョクから投げかけられる心無い言葉がかわいそうすぎて心臓がキュっとなりました…。
もちろん、鬼嫁は最初の数話だけで、可愛い学生服姿や元気に働く姿も見せてくれるんですけどね。
妻だったことの記憶が無いなかで、なぜかジュヒョンに惹かれていく戸惑いや、それでもやっぱり好き!と決断する様子は、見ていて本当に応援したくなりました。
▼ハン・ジミンさんの他出演作:
『ある春の夜に/2019年』
『まぶしくて ―私たちの輝く時間―/2019年』
『嫉妬の化身/2016年』
『ジキルとハイドに恋した私~Hyde Jekyll, Me~/2015年』
『屋根部屋のプリンス/2012年』
『イ・サン/2007年』 など
カン・ハンナ
イ・ヘウォン役(ジュヒョクの初恋の人)
一言だけ言わせていただきたい。
なんで女の人って、「昔、あなたのこと好きだったの」みたいなことを、かんたんに言えるんですかね!?
もちろん「昔、あなたのこと好きだったの(今はなんとも思ってないけどね)」って意味なんでしょうけど……
物語のなかで、ちょっと不利な演出というか悪どい展開があって、「あれこの人は悪人なの?」と思ったりするけど、意外とポンコツな面もあったりして、個人的には笑えるキャラクターでした(笑)
▼カン・ハンナさんの他出演作:
『九尾の狐とキケンな同居/2021年』
『スタートアップ:夢の扉/2020年』
『ただ愛する仲/2017年』
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~/2016年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- チャン・スンジョ(ユン・ジョンフ役)
ジュヒョクの親友。銀行員。 - オ・ウィシク(オ・サンシク役)
ジュヒョクの親友。ジュウンと結婚し食堂を経営。 - パク・ヒボン(チャ・ジュウン役)
ジュヒョクの妹。 - イ・ユジン(チョン・ヒョンス役)
セレブのふりをしてヘウォンに近づく。 - ソン・ジョンハク(チャ・ボンヒ役)
KCU銀行支店長。 - パク・ウォンサン(ビョン・ソンウ役)
KCU銀行融資課チーム長。 - エン(キム・ファン役)
新人銀行員。 - カン・ヒ(チョン・ミンス役)
銀行警備員。 - イ・ジョンウン(ウジンの母役)
夫の急死から立ち直れず、うつ病から認知症を発症
『知ってるワイフ』の感想(多少のネタバレあり)
まったくイメージに無かった怪演に引き込まれる
『知ってるワイフ』は最初の2話くらいを「リアルだわ~」と思うか、「なにこれ、うるさい…」と思うかで、180度印象が変わるんじゃないですかね。
私自身、ダメ夫と鬼嫁の怪演に最初はびっくりしました。
「これはいったい誰?」と(笑)
ただ、チソンさんの哀愁漂うダメ夫の様子も、ハン・ジミンさんの苦労ですり減る妻の様子も、『知ってるワイフ』の世界をリアルに想像するための良演出だと感じました。
そうするともう、一気にドラマの世界に引き込まれます。
そして物語が進むにつれて、ウジンの凄まじい怒りっぷりの理由や、ジュヒョクが実は胸に秘めていたことが明らかになるにつれ、どんどん2人のことを好きになっていきました。
妻のことを想う夫の視点に共感
タイトルからも想像がつくかもしれませんが、『知ってるワイフ』は「夫から見た妻の姿」をメインテーマにドラマが進行します。
最初は鬼嫁に見えたウジンが、キャリアウーマンとして働く姿や、どんな思いで生きてきたのかを知るたびに、ジュヒョクにとっての「自分の知っている妻の姿」が少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれれています。
なので、自分の行動を見つめ直し、妻のことを思いやる気持ちに目覚めたジュヒョクの姿と、かつて妻だったころの記憶が無いにも関わらず、ジュヒョクに惹かれていくウジンの姿にすごく共感しつつ楽しむことができるんです。
ひたすらに優しいストーリー
『知ってるワイフ』では明確な敵役がほとんど存在しません。
(進行の都合上、「うわ…何この人…」みたいに感じる瞬間はありますが)
しかも、「夫婦仲が悪化したのはすべて夫 or 妻のせい!」という結論ではなく、「お互いにもっと相手のためにできることがあったはず」と、2人で新しい夫婦関係を築こうとします。
また、ジュヒョクの初恋の人=新しい妻であるヘウォンも、あれこれやらかしますが、すぐにアワアワと焦る姿がコミカルで、最終的には「まぁ良いか(笑)」となってしまいます。
印象的なセリフ
「人間は愚かだ。どんなことも経験しないと気付かない」
出典:知ってるワイフ 第13話より
もちろんジュヒョクのように、「過去に戻って未来を変える」なんてことが経験できるわけではないけど、自分が思っていることを伝えたり、相手の話を聞いて初めて気づくことだってたくさんあるはずですよね。
とりあえず私は、韓国ドラマにあんまり興味が無い奥さんに「見てみないと面白さは分からないよ!」と伝えようと思ってます(笑)
『知ってるワイフ』のおすすめ韓国ドラマ度は★4.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
おすすめ韓国ドラマ度 |
ハン・ジミンさん目当てに見始めたのに、チソンさんの演技にグイグイ引っ張られて、ジュヒョクに思いっきり感情移入してしまいました。
特に14話、覚悟を決めて行動を起こすジュヒョクを絶対に見てほしい!
序盤、あんなに情けなく見えたダメ夫と同一人物とは思えない(笑)
「最近ちょっと仕事とか子育てがしんどいな~」とか、「パートナーに優しくできてないかもな~」いう方におすすめの、何度も見返したくなる超おすすめ作品でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(ネタバレ込みで結末について一言↓)
2人の幸せな生活が描かれているところも良い♪
ドタバタしていることに変わりは無いのに、2人の心が寄り添っているだけでこんなに違うの!?とニヤニヤしてしまいました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 아는 와이프 |
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話数 | 全16話(1,079分=約18時間) ※U-NEXTでは全22話 |
視聴率 | 平均視聴率:6.8% 最高視聴率:8.2%(第10話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2018年 |
提供 | tvN |
演出 | ▼イ・サンヨプ 『半分の半分~声で繋がる愛~/2020年』 『ショッピング王ルイ/2016年』 『帝王の娘 スベクヒャン/2013年』 など |
脚本 | ▼ヤン・ヒスン 『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~/2016年』 『ああ、私の幽霊さま/2015年』 『ナイショの恋していいですか!?/2014年』 など |