『キム課長とソ理事』のジュノさんと、『ライフ』のウォン・ジナさんが主演する『ただ愛する仲』完走しました!
メインのお二人は、どちらも本作がドラマ初主演なんですが、ほんと信じられない。どんどん世界観に引き込まれる好演技でした。
悲しい事故のトラウマを、互いの愛情で少しずつ癒やしていく様子にものすごく温かい気持ちになりました。
今回は、『ただ愛する仲』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星3.5のおすすめドラマです!
『ただ愛する仲』の基本情報
予告編
あらすじ

12年前、ショッピングモール倒壊事故に巻き込まれたガンドゥ(ジュノ)とムンス(ウォン・ジナ)。
事故後、父親を亡くしたガンドゥは妹を養うために、日雇い労働でお金を稼ぐその日暮らしの苦しい生活。
一方、妹を亡くしたムンスは自分だけ生き残ってしまった罪悪感を抱えながら、ショックのあまり酒浸りになってしまった母・家を出てしまった父に頭を悩ませつつも、建築模型事務所で懸命に働いていた。
12年の時を経て、事故現場の土地が再開発されることになり、因縁の場所で偶然出会ったガンドゥとムンス。
「人を愛すること」への葛藤をかかえつつも、だんだん惹かれ合い、互いの心の傷を癒やしていくのだった。
『ただ愛する仲』のキャスト
相関図

ジュノ(2PM)
イ・ガンドゥ役
ショッピングモール倒壊事故の最後の救出者。事故で負ったトラウマと怪我が原因で、鎮痛剤が手放せない。知り合いに紹介してもらった仕事として、再開発の工事現場で働くことになる。

▼イ・ジュノさんの他出演作品:
『自白/2019年』
『油っこいロマンス/2018年』
『キム課長とソ理事/2017年』
『記憶~愛する人へ~/2016年』 など
ウォン・ジナ
ハ・ムンス役
ショッピングモール倒壊事故の生存者。仕事ぶりをジュウォンに認められ、バイオタウン再開発における建築模型の制作に携わる。

▼ウォン・ジナさんの他出演作品:
『僕を溶かしてくれ/2019年』
『ライフ/2018年』 など
イ・ギウ
ソ・ジュウォン役
ソウォン建築事務所の社長。倒壊したショッピングモールの設計士の息子。

▼イ・ギウさんの他出演作品:
『偽りのフィアンセ~運命と怒り~/2018年』
『品位のある彼女/2017年』
『ミスコリア/2013年』
『美男<イケメン>ラーメン屋/2011年』 など
カン・ハンナ
チョン・ユジン役
ジュウォンの元恋人。バイオタウン再開発の発注元であるチョンユ建設のチーム長。

▼カン・ハンナさんの他出演作品:
『九尾の狐とキケンな同居/2021年』
『スタートアップ:夢の扉/2020年』
『知ってるワイフ/2018年』
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~/2016年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- テ・イノ(チョン・ユテク役)
ユジンの兄、チョンユ建設財務チーム理事。 - キム・ヘジュン(イ・ジェヨン役)
ガンドゥの妹、大学病院インターン。 - ユン・セア(マリ役)
ガンドゥの姉的存在、クラブの雇われマダム。 - ナ・ムニ(チョン・スッキ役)
ガンドゥの祖母的存在、薬屋のおばあさん。 - アン・ネサン(ハ・ドンチョル役)
ムンスの父、ククス店運営。 - ユン・ユソン(ユン・オク役)
ムンスの母、美容師、銭湯運営。 - パク・ヒボン(キム・ワンジン役)
ムンスの友人、ウェブ漫画家、車椅子。 - キム・ミンギュ(シニョン役)
ワンジンの仕事仲間。 - パク・ギュヨン(ソミ役)
ソウォン建築事務所の社員。
『ただ愛する仲』の感想(多少のネタバレあり)
明かされる過去の「縁」から目が離せない

あえてすこしネタバレしますが、ガンドゥとムンスは倒壊事故の現場で直に出会っています。しかも「単に一緒にいただけ」ではありません。
過去にどのような出会い方をしたのか、またそれが現代でどんな影響があるのか…。
少しずつあきらかになる「縁」を知るたびに、次の展開が気になって気になって…。思わず先にあらすじを全部確認するか、めちゃくちゃ迷いました(笑)
だんだん近づく心の距離に癒やされる

ガンドゥとムンスは最初、自分のトラウマと向き合うのに精一杯で、とても「恋愛」するような状況ではありませんでした。
しかし、互いのことを知るうちに惹かれ合い、相手のことを大切に思うようになります。
だんだんと近づく心の距離が、まさに「心の傷」が少しずつ治っていく様子を見ているようで、じんわりと温かい気持ちになりました。
ガンドゥの「間違った優しさ」が愛おしい

ガンドゥは事故の後、ものすごく苦労しているので、まったく自分に自信がありません。
だからこそ、ムンスのことを好きになっても「自分と一緒に居るより他の人のところへ行った方が…」なんてバカなことを思います。
にもかかわらず、ムンスのこと好きになる気持ちを止められず、最終的に、悩みながらも手を伸ばす様子がいじらしくて愛おしい。
しかも互いの想いを確認してからは、まぁ一途に尽くすんですよ…
スマートではないのかもしれませんが、不器用ながらにせいいっぱい心を尽くそうとするガンドゥを見ていると「お願いだから幸せになって〜!」と応援したくなること間違いなしです(笑)
印象的なセリフ
「哀れな子どもたちよ
悲しみは力である
苦痛が 恨みが 後悔が
お前たちの力だ
どうか その力で
この醜い世の中を
何としてでも生き延びろ」出典:ただ愛する仲 第17話より
これは、ガンドゥの大切な友人である金貸しのおばあちゃんが読んでいた本の一節です。
つい自分を後回しにしがちで、苦労ばかりのガンドゥにとって、これほど大切な言葉は無いでしょう。
「つらい過去を力に変えて、せいいっぱい今を生きるんだ!」という強いメッセージに思わず号泣してしまいました。
『ただ愛する仲』のおすすめ韓国ドラマ度は★3.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
本作では、「事故に巻き込まれた人がどのような心の傷を抱え、それと向き合おうとしているか」がメインテーマになっています。
ガンドゥとムンスだけでなく、ムンスの両親や、被害者の家族など、それぞれの心の描写が本当に丁寧で、ある意味、見ていて苦しくなるほどでした。
あえて欲を言うのであれば、ガンドゥとムンスにもっとたくさんイチャイチャしてほしかったかな(笑)
「自分の愛する人が同じように自分を愛してくれる、ただそれだけで幸せ」
そんな優しい想いが詰まったおすすめの癒しドラマです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 그냥 사랑하는 사이 |
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話数 | 全24話(約827分=約14時間) |
視聴率 | 平均視聴率:1.8% 最高視聴率:2.4%(第1話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2017年 |
提供 | jtbc |
演出 | ▼キム・ジンウォン 『私の国/2019年』 『君を憶えてる/2015年』 『優しい男/2012年』 など |
脚本 | ▼ユ・ボラ 『秘密/2013年』 など |