『優しい男』のソン・ジュンギさんと、『その冬、風が吹く』のソン・ヘギョさん主演の『太陽の末裔 Love Under The Sun』を完走しました~
「軍人と一般人のラブストーリー」というと、2020年大流行した『愛の不時着』を思い浮かべる方もいるかと思いますが、『太陽の末裔』は違った魅力がたくさんある作品です。
個人的には「軍人や医師として生きる”心のあり方”」や「男同士の”絆”」など、単なるラブストーリーとしてだけでなく、ヒューマンドラマとしてのストーリー展開に感動しました。
今回は、『太陽の末裔 Love Under The Sun』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星4.5の何度も見返したくなる超おすすめドラマです!
『太陽の末裔 Love Under The Sun』の基本情報
予告編
あらすじ

特殊部隊の隊長であるユ・シジン(ソン・ジュンギ)は、副隊長のソ・デヨン(チン・グ)と一緒に休暇を楽しんでいたところ、ひったくりに遭遇する。
捕まえたひったくり犯が怪我をしたため、病院へ送って一息ついたのだが、実はデヨンの携帯を盗まれていたことが発覚し、慌てて病院まで追いかける。
救急室で働く医師カン・モヨンは、シジンとデヨンをヤクザと勘違いして冷たくあしらってしまう…。にもかかわらず、モヨンに一目惚れしたシジンは積極的にアプローチを開始。モヨンも少しずつシジンに惹かれていく…。
そしてやっと実現した初デートだったのだが、シジンに急な任務が入ってしまい中止。軍人との恋愛の難しさを感じたモヨンは、シジンに別れを告げ、互いにもとの生活へ戻ろうとする。
そんなある日、務めている病院の慈善事業で、紛争地帯であるバルカン半島の小国ウルク(※架空の国)へ医師団が派遣されることになる。
とある事情でチーム長を押し付けられたモヨンが出会ったのは、医療チームの警護を担当する部隊へ配属中だったシジンだった…。
『太陽の末裔 Love Under The Sun』のキャスト
相関図

ソン・ジュンギ
ユ・シジン役
特殊部隊の1つであるアルファチームのチーム長であり、ウルク国のテベク部隊所属モウル中隊の中隊長。「老人・子ども・美人」を守ることをモットーとしており、一目惚れしたモヨンに積極的にアプローチをかける。

女性が考えるカッコいい男性像
一途に思ってくれて、優しくて、ときどきおちゃめで、しかもどこか影がある感じ。そりゃあトキメキますよね(笑)
代名詞ともいうべき「冗談を言ってるとき」の、イタズラっ子のような笑顔がすごく印象的でした。

▼ソン・ジュンギさんの他出演作品:
『ヴィンチェンツォ/2021年』
『優しい男/2012年』
『根の深い木/2011年』
『トキメキ☆成均館スキャンダル/2010年』
『愛の選択〜産婦人科の女医〜/2010年』 など
ソン・ヘギョ
カン・モヨン役
大病院のVIPを担当する教授医師。病院理事からの誘いを断ったところ、医療奉仕団のチーム長として左遷されてしまう。しかし派遣先のウルクでシジンと再開する。

仕事のできる女性なのに、ちょっと抜けてる感じがかわいい。
思わず口走った自分の言葉にテンパって、アワアワするシーンは何度でも見れる(笑)

▼ソン・ヘギョさんの他出演作品:
『ボーイフレンド/2018年』
『その冬、風が吹く/2013年』
『オールイン/2003年』 など
チン・グ
ソ・デヨン役
アルファチームの副チーム長であり、モウル中隊の副中隊長。無口で無愛想に見えるが男気がありシジンの信頼も厚い。ミョンジュと付き合っていたが、彼女の父から猛反対されて破局。

男性が考えるカッコいい男性像
「漢は背中で語るんだ!」って感じがほんっとに好き!
(女性からすると、もっとちゃんと言葉にしてほしい!と思うんでしょうけど…)
あと、恋人にだけ見せるデレッデレの顔がもう優しいのなんの…

しかも、ものすごーく真面目な顔で、全力でボケたりするので油断できません。終盤、とある理由でダンスを踊るシーンは腹抱えて笑いました(笑)
▼チン・グさんの他出演作品:
『リーガル・ハイ(日本版のリメイク)/2019年』
『アンタッチャブル/2017年』
『花を咲かせろ!イ・テベク/2012年』 など
キム・ジウォン
ユン・ミョンジュ役
テベク部隊所属の軍医。司令官の一人娘でエリート。下士官のデヨンとの恋愛を父親に猛反発されているが、一途にデヨンを追いかけ続ける。

キャラクターの中で最もまっすぐ。曲がったことが嫌いというか、曲がり方を知らないと言うか…本当に一直線です。

ただひたすら「デヨンが好き!」と想いにあふれまくっていて、思わず応援したくなります。
▼キム・ジウォンさんの他出演作品:
『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~/2017年』
『ワン・サニーデイ ~One Sunny Day~/2015年』
『カプトンイ-真実を追う者たち/2014年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- アン・ボヒョン(イム・グァンナム役)
アルファチームの隊員。 - キム・ミンソク(キム・ギボム役)
モウル中隊の隊員、元不良。 - イ・スンジュン(ソン・サンヒョン役)
医療奉仕団外科医。 - ソ・ジョンヨン(ハ・ジャエ役)
医療奉仕団看護チーム長。 - オンユ(イ・チフン役)
医療奉仕団胸部外科レジデント。 - パク・ファニ(チェ・ミンジ役)
医療奉仕団看護師。 - チ・スンヒョン(アン・ジョンジュン役)
北朝鮮軍特殊部隊要員。 - チョ・テグァン(ダニエル・スペンサー役)
ピースメーカー緊急救護チーム医師。 - チョン・スジン(リ・イェファ役)
ピースメーカー緊急救護チーム看護師。
『太陽の末裔 Love Under The Sun』の感想(多少のネタバレあり)
紛争地域で育まれる特殊部隊所属軍人と一般人の恋

任務が入るとデートの途中で帰ってしまうし、連絡もできない。しかもそれを責めることすらできない…。
心配しながら待つことしかできないのに、どうしても惹かれてしまう…。
ソン・ヘギョさん演じるカン・モヨンの戸惑いやもどかしさがすごくリアルで、トラブルを乗り越えるたびに少しずつ深くなる二人の絆に、知らないうちにどっぷり感情移入してしまいます。
また、ソン・ジュンギさん演じるユ・シジンが、普段はおちゃめで明るいのに、シリアスシーンで鋭い表情を見せるのもギャップがあってすごく良い!
階級差に翻弄される生真面目軍人とエリート軍医の恋

デヨンとミョンジュは、「上士」と「中尉」で階級差があるのに加えて、ミョンジュの父親は軍において雲の上の人である司令官。しかも二人の恋に反対。
デヨンはミョンジュのことを想って身を引き、ミョンジュはそれを理解した上でなお、デヨンを追い続けると決意している。
どちらの立場も理解できるからこそ、離れ離れの状態が切なくて、「お願いだから早く幸せになって!」と祈りながら見てました(笑)
突き放したいのに、あまりにもミョンジュが愛おしくて、つい抱きしめてしまうデヨンがマジでカッコいい。「韓ドラ史上最速じゃないか?」ってくらいの速度で「ガバッッ!!」と抱きしめる姿に、男らしさと愛情の深さを感じます。
「命の重さ」に葛藤する若き医師の成長

ドラマだと、たいていの場合「どうにかして上手くいくこと」が多いですよね。医療がメインテーマでないドラマでは特に。
でも本作では違います。
災害現場で命の危険にさらされながら、失敗してしまったり、逃げてしまったり、「等身大の人間が悩みながら命と向き合う様子」が描かれています。
そして徐々に「医者」として成長していく姿に、思わず号泣してしまいました。
漢同士の友情がとにかく熱い!

ユ・シジンとソ・デヨンは、軍学校においては生徒と教官であり、所属中の軍においては上官と部下でもあります。でもどちらが上というわけではなく、互いに尊敬し信頼していることがわかる掛け合いが見ていてすごく気持ちいい。
0泊3日の飲み会、めちゃくちゃ楽しそうでした(絶対、自分ではやらないけど)
また、物語の後半では意外な人物が「友」として登場します。このキャラクターとの「漢同士の友情」は本当に熱かった!
『太陽の末裔 Love Under The Sun』のおすすめ韓国ドラマ度は★4.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
『太陽の末裔 Love Under The Sun』はすごく色々な要素が盛り込まれているにも関わらず、それぞれがちゃんと心に響く絶妙なバランスになっています。
本記事では触れませんでしたが、あともう一組も含めて計3組のラブストーリーとして見どころがたくさんあるのに加えて、アクションシーンも充実しています。
また、医師・軍人としての生き方や覚悟、男たちの熱い友情など、ヒューマンドラマとして泣けるシーンも盛りだくさんで、最初から最後まで飽きずに見ることができます。
何度でも見たくなる素敵なドラマなので、未視聴の方はぜひチャレンジしてみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 태양의 후예 |
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話数 | 全24話(約986分=約16時間半) |
視聴率 | 平均視聴率:28.6% 最高視聴率:38.8%(第16話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2016年 |
提供 | KBS2 |
演出 | ▼イ・ウンボク 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜/2017年』 『秘密/2013年』 『ドリーム・ハイ2/2012年』 『ドリーム・ハイ1/2011年』 など ▼ペク・サンフン 『雲が描いた月明り/2016年』 『恋するジェネレーション/2015年』 『秘密/2013年』 など |
脚本 | ▼キム・ウンスク 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜/2017年』 『相続者たち/2013年』 『シークレット・ガーデン/2010年』 など ▼キム・ウォンソク 『マン・ツー・マン ~君だけのボディーガード~/2017年』 『女王の教室/2013年』 など |