『僕を溶かしてくれ』のチ・チャンウクさんと、『雲が描いた月明かり』のキム・ユジョンさん主演の『コンビニのセッピョル』を完走しました~
イケメンだが頼りないコンビニ店長と元不良だが一途なアルバイトのラブコメディ
原作は韓国の人気ウェブマンガ『24時のイタズラな彼女』。ただし、原作が青年指定の漫画ということで、大筋の展開が同じであること以外は、独自のエピソードが描かれるなど、アレンジされています。
かなりコメディ色が強化されているのに加えて、ヘロヘロで髪の毛ボサボサのチ・チャンウクさんや、アクションシーンに挑戦するキム・ユジョンさんなど、他のドラマではなかなか見ない様子を楽しむことができます。
今回は、『コンビニのセッピョル』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星3の好みが分かれるけどおすすめのドラマです
『コンビニのセッピョル』の基本情報
予告編
あらすじ
彼女にフラれしょんぼり家に帰ろうとしたチェ・デヒョン(チ・チャンウク)は、不良高校生のチョン・セッピョル(キム・ユジョン)に、「タバコを買ってきて」と絡まれる。
デヒョンはタバコの代わりにお菓子を買い、「禁煙しろ」と説教をする。そんなデヒョンに感動したセッピョルは、いきなりキスをして「今夜、電話する」と迫るが……。
特に何も起こらずあっという間に3年後、デヒョンはコンビニの店長をしていた。
しかし、お客はイケメンのデヒョン目当ての女子高生ばかりでなかなか売上が上がらず、人件費節約のため家族で経営してきたが体力は限界。しかたなく、バイトを募集したところ、応募してきたのはなんとセッピョルだった。
3年前のことを覚えていたデヒョンは、なんとか応募を断ろうとするが、連日の激務のせいで面接中にうたた寝してしまう。起きたデヒョンが目にしたのは、男性客でいっぱいになった店で働くセッピョルの姿だった。
しかもデヒョンの母がセッピョルを気に入り、結局、雇うことになってしまうが……。
『コンビニのセッピョル』のキャスト
相関図
チ・チャンウク
チェ・デヒョン役
コンビニチェーンGSリテール傘下のコンビニ店長。イケメンだがちょっと抜けているところのあるお人好しな性格。
家族経営のコンビニが人手不足で、元不良のセッピョルをしぶしぶ雇う。
▼チ・チャンウクさんの他出演作品:
『僕を溶かしてくれ/2019年』
『あやしいパートナー~Destiny Lovers~/2017年』
『THE K2~キミだけを守りたい~/2016年』
『ヒーラー~最高の恋人~/2014年』
『奇皇后/2013年』
『ペク・ドンス/2011年』 など
キム・ユジョン
チョン・セッピョル役
運動神経バツグンでケンカも強い。両親を亡くし、妹を養っている。
3年前に出会ったデヒョンが忘れられず、強引にデヒョンのコンビニのアルバイトになる。
▼キム・ユジョンさんの他出演作品:
『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~/2018年』
『雲が描いた月明り/2016年』
『太陽を抱く月/2012年』
『トンイ/2010年』 など
ハン・ソナ
ユ・ヨンジュ役
GSリテール本社の広報チーム長。デヒョンとは2年付き合う恋人同士。
▼ハン・ソナさんの他出演作品:
『契約主夫殿オ・ジャクトゥ/2018年』
『恋するレモネード/2017年』
『自己発光オフィス~拝啓運命の女神さま!~/2017年』
『バラ色の恋人たち/2014年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- ソルビン(チョン・ウンビョル役)
セッピョルの妹、アイドル志望。 - キム・ソニョン(コン・ブンヒ役)
デヒョンの母、保険外交員。 - イ・ビョンジュン(チェ・ヨンピル役)
デヒョンの父、元バンドボーカル。 - キム・ミンギュ(カン・ジウク(子犬)役)
セッピョルの小学校の同級生、映画俳優。
『コンビニのセッピョル』の感想(多少のネタバレあり)
チ・チャンウクさんの情けない姿が珍しい
チ・チャンウクさんといえば、『ヒーラー ~最高の恋人~』『ペク・ドンス』『THE K2~キミだけを守りたい~』など、アクションに定評のある俳優さんです。
ですが本作では、一切アクションシーン無し。
コンビニ勤務開始時点では、爽やかな笑顔でも
丸一日勤務した後ではボロボロに……(笑)
「ケンカだってできるんだぞ」と虚勢を張る姿も、笑いを誘います。
他のドラマでも、作中でちょっと情けない姿を見せることはありましたが、本作ほど振り切ってヘロヘロになる姿はすごく新鮮でした。
(ヘロヘロでなお、カッコいい、笑)
キム・ユジョンさんがアクションに挑戦
キム・ユジョンさん演じるセッピョルは、「女の中の女は拳で解決するものよ」というセリフがあるくらい、喧嘩っ早い性格です。
そのため、アクションシーンがもりだくさん。
友だちのために不良とケンカしてみたり、
「着いてこないで」ときれいなハイキックで威嚇してみたり、
万引き犯を捕まえて説教してみたり。
子役時代から数多くの人気作で活躍し、『雲が描いた月明かり』で大人の女性としてラブロマンスを演じ、『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』ではズボラ女子のラブコメを演じたキム・ユジョンさん。
不良っぽいシーンも含めて、違った魅力を楽しめる作品だと思います。
コメディ色が強めなので人を選ぶかも?
本作は、ラブコメというにはかなりコメディ色が強めです。
また、演出家のイ・ミョンウ監督の前作『熱血司祭』のパロディシーンなど、「知っているからこそ楽しめるシーン」がたくさん有ります。
さらに、カメオ出演も豊富なので、いろんな楽しみ方ができるでしょう。(↓は第1話に出演されたチョン・ウンジさん)
しかし、逆に言うと「知らないと分からないシーン」もいっぱいあるので、この点は人を選ぶかもしれません。
『コンビニのセッピョル』のおすすめ韓国ドラマ度は★3
ハッピーエンド | |
---|---|
ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
見終わっての一番の感想は、チ・チャンウクさんがカッコよくキム・ユジョンさんがカワイイ!
お二人とも、個人的TOP5に入る大好きな俳優・女優だったため、めちゃくちゃ視聴を楽しみにしていた作品でした。
ただ、ラブコメディとしてはラブシーンが少なく、コメディとしてはメインカップルのビジュアルが良すぎるため、いまいち没入できず……(汗)
※ラブシーンの少なさは当時の韓国の世論のせいもありそうですが……
実は原作の漫画は19禁の作品です。本作のドラマのもとになったリメイク版ですら15禁ということで、放送前から内容に関する懸念の声が上がっていました。
初回が放送された段階でも、「女子高生と成人男性のキスシーン」や、デヒョンの友人のウェブトゥーン作家がR18の作品を制作する様子など、ある意味、原作に忠実なシーンが描かれたことで、かなりの論争になったそうです。
参考:「コンビニのセッピョル」扇情性論争に、担当プロデューサー“まだ第1話、これからスタッフの誠意をお見せする”
このことから、初回放送以降、マイルドな内容になるよう、調整が入ったのではないか?と個人的には思っています。
そんなわけで、チ・チャンウクさんやキム・ユジョンさんがお好きな方は楽しめる一方で、「ラブコメでキュンキュンしたい」「コメディでお腹を抱えて笑いたい!」という人には、ちょっと注意が必要な作品かもしれません。
気になった方はぜひ、視聴してみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 편의점 샛별이 |
---|---|
話数 | 全16話(約1,014分=約17時間) ※U-NEXTでは24話 |
視聴率 | 平均視聴率:6.3% 最高視聴率:9.5%(第16話パート2) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2020年 |
提供 | SBS |
演出 | ▼イ・ミョンウ 『熱血司祭/2019年』 『パンチ〜余命6ヶ月の奇跡/2014年』 『幻の王女チャミョンゴ/2009年』 など |
脚本 | ▼ソン・グンジュ 『MIRACLE/ミラクル/2022年』 『波瀾万丈嫁バトル/2015年』 など |