韓国の男性アイドルグループEXOのメインボーカルD.O.(本名:ド・ギョンス)さんと、『あやしいパートナー』のナム・ジヒョンさん主演の『100日の郎君様』を完走しました~
記憶喪失のツンデレ世子と、出生の秘密を持った訳ありヒロインの、期間限定の恋物語。定番を抑えた分かりやすいストーリーであることに加え、個人的に一番圧倒されたのが「映像美」。
色彩で表現する空気感が絶妙!
陰謀渦巻く王宮と、山奥の村で色づかいがまったく違う!
美しい風景に夢中になるうちに、どんどん世界観に引き込まれていくので、「あまり史劇(時代劇)は観ない」という人でも楽しめる作品だと思います。
今回は、『100日の郎君様』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
星3.5の一度は見ておきたいおすすめドラマです!
『100日の郎君様』の基本情報
予告編
あらすじ
架空の朝鮮王朝時代。王族の少年イ・ユルは、高官の娘であるユン・イソに一目惚れする。だが、少年の父と重臣が結託して謀反を起こした際に、娘の父は殺害され、娘自身も行方不明となってしまう。
16年後、孤独をかかえて成長し、世子となったユル(ド・ギョンス)は、政略結婚した世子嬪との床入れを拒絶し続けていた。それが日照りの原因だと臣下たちに責められ、腹立ち紛れに「適齢期を超えた国中の独身男女を結婚させる婚姻令」を下す。
その直後、ユルは王宮の外で刺客に襲われ、崖から転落して行方不明になってしまう……。
一方、イソ(ナム・ジヒョン)は、ホンシムと名を変え庶民として山奥の村で暮らしていたが、婚姻令のせいで県監の妾にさせられそうになる。
そこで養父が突然連れてきた婚約者のウォンドゥクと結婚することに。
実は彼は、危機を脱したものの、怪我をした影響で記憶を失ったユルだった。世子としては文武両道で努力を重ねてきたユルだが、庶民の生活は全く知らない。
こうして、何をやらせてもイマイチなのに、態度だけは両班のように偉そうなウォンドゥクと、ホンシムの不思議な結婚生活が始まるのだった。
『100日の郎君様』のキャスト
相関図
出典:https://roukunsama.jp/
ド・ギョンス/D.O.(EXO)
イ・ユル/ウォンドゥク役
幼い頃に母を失い、孤独に生きてきた世子。刺客に襲われて記憶喪失となり、ひょんなことからウォンドゥクとしてホンシムと結婚することになる。
▼ド・ギョンスさんの他出演作品:
『ボクらのラブ・アカデミー/2016年』
『君を憶えてる/2015年』
『大丈夫、愛だ/2014年』 など
ナム・ジヒョン
ユン・イソ/ホンシム役
高官の娘だったが、政変の際に父を失い、ホンシムと名を変えて生きてきた。婚姻令のせいで、急遽、ウォンドゥクと結婚することになる。
▼ナム・ジヒョンさんの他出演作品:
『リセット~運命をさかのぼる1年~/2020年』
『あやしいパートナー/2017年』
『ショッピング王ルイ/2016年』
『家族なのにどうして ~ボクらの恋日記~/2014年』 など
キム・ソンホ(キム・ソノ)
チョン・ジェユン役
漢城府の役人。人の顔を覚えることができない障害を持っているが、なぜか一目惚れしたホンシムだけは認識することができる。
▼キム・ソンホ(キム・ソノ)さんの他出演作品:
『海街チャチャチャ/2021年』
『スタートアップ:夢の扉/2020年』
『君のハートを捕まえろ/2019年』
『ウラチャチャ!?~男女6人恋のバトル~/2019年』
『君のせいで何もできない!/2018年』
『トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~/2017年』
『最強配達人~夢みるカップル~/2017年』
『キム課長とソ理事/2017年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- チョ・ハンチョル(イ・ホ役)
王、イ・ユルの父。 - チョ・ソンハ(キム・チャオン役)
左議政、ユルの舅。 - ハン・ソヒ(キム・ソヘ役)
世子嬪、キム・チャオンの娘。 - ホ・ジョンミン(キム・スジ役)
キム・チャオンの息子。 - キム・ジェヨン(ムヨン役)
キム・チャオン配下の刺客、ユン・イソの実兄。 - イ・ジュニョク(パク・ボンウン役)
村の役人。 - イ・ミンジ(パク・クンニョ役)
ホンシムの友人
『100日の郎君様』の感想(多少のネタバレあり)
場面に合わせた巧みな色づかいに引き込まれる
『100日の郎君様』で個人的に最も衝撃を受けたのが「色づかいの絶妙さ」です。
場面に合わせて色彩に変化を加えることで、緊迫感のあるシーンや心温まるシーンがより魅力的なものにパワーアップしているのを感じました。
例えば、陰謀渦巻く王宮では、色鮮やかな服を着ているはずなのに、全体的に寒色系の色づかいをすることで、重たく寂しげな雰囲気を演出。
一方、平和な山奥の村では、質素な服を着ているはずなのに、暖色系の色づかいをすることで、柔らかく温かい雰囲気を演出。
また、時には「指先だけ」にフォーカスすることで、キャラクターの心の揺れ動きをダイレクトに感じることができ、どんどんドラマの世界にのめり込んでいきました。
ダメンズからのギャップに胸キュン
ド・ギョンスさん演じるユルは、世子として高い能力を持っていますが、庶民としての生活はまったく知りません。長い時間、孤独に生きてきたので心の機微にも疎いです。
なので、村生活の序盤は本当にひどい。
縄をなうこともできず、斧や鎌を使うこともできず、挙句の果てには高利貸しに騙される。そのくせ態度は世子のままの上から目線で、ヒロインがかわいそうに思えるほどのポンコツっぷり(汗)
そんなユルが、少しずつ庶民の暮らしに順応する様子はひたすらコミカルで笑えるし、時々発揮する、高い能力とのギャップにやられます(笑)
特に、刺客や悪漢に立ち向かう格闘シーンは、息を飲むスピードで爽快感バツグン!
運命の愛と緊迫感のあるストーリー
メインカップルであるユルとイソは、幼い頃、互いに淡い恋心を抱いていました。
互いにそうとは知らず結婚生活を続けるなかで、少しずつ惹かれ合う様子は本当に微笑ましい。
一方で、王宮においては権力争いがどんどん激化したり、世子が残した謎の暗号が出てきたりと、「いつ記憶が戻るんだろう」「いつ出生の秘密に気づくんだろう」とソワソワがとまりませんでした(笑)
『100日の郎君様』のおすすめ韓国ドラマ度は★3.5
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
事件解決後のエンディングがたっぷりめだったのも個人的に嬉しい。欲を言えば、メインカップル2人の王宮でのドタバタとかが見れたらもっと楽しかったかも?(笑)
「復讐劇」「記憶喪失」「身分違いの恋」「三角関係」など、定番をしっかりおさえたストーリーと、キャラクターの心情が伝わってくる映像美で、すごく見やすい作品だと思います。
「あまり史劇(時代劇)は観ない」という人でもきっと楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 백일의 낭군님 |
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話数 | 全16話(約1,205分=約20時間) |
視聴率 | 平均視聴率:9.0% 最高視聴率:14.4%(第16話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 2018年 |
提供 | tvN |
演出 | ▼イ・ジョンジェ 『サイコパスダイアリー/2019年』 『デュエル~愛しき者たち~/2017年』 など |
脚本 | ▼ノ・ジソル 『僕には愛しすぎる彼女/2014年』 『女の香り/2011年』 『ドクター・チャンプ/2010年』 など |