ヒューマンドラマ

韓国版『SUITS』感想|深い人物描写がニクい大人気アメリカドラマのリメイク

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元祖“韓流四天王”のチャン・ドンゴンさんと、『力の強い女ト・ボンスン』のパク・ヒョンシクさん主演の『SUITS/スーツ~運命の選択~』を完走しました~

超敏腕弁護士と高校中退の天才青年がタッグを組むリーガルドラマ

原作は2019年にシーズン9で完結したアメリカの大ヒットドラマ。日本でも織田裕二さん、HeySayJUMPの中島裕翔さん主演でリメイク(放送年:シーズン1/2018年、シーズン2/2019年)されています。

ハイスペックなキャラクターたちがパリッとスーツを着こなすスタイリッシュさと、チャン・ドンゴンさん演じる超敏腕弁護士チェ・ガンソクの“大人の男の魅力”にクギ付けになりました。

今回は、『SUITS/スーツ~運命の選択~』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!

(トップ画像は公式HPより)

TSUNJI
TSUNJI
おすすめ韓国ドラマ度
星3.5の一度は見ておきたいおすすめドラマです!

 

『SUITS/スーツ~運命の選択~』の基本情報

予告編

出典:YouTubeチャンネル「NBCユニバーサル アジア」

あらすじ

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

見たものを何でも覚えることができる並外れた記憶力を持つコ・ヨヌ(パク・ヒョンシク)は、弁護士になることを夢見ていたが、過去の事件をきっかけに夢を追うのを諦め、病気の祖母の入院費用を稼ぐためアルバイト生活を送っていた。

ある日、財閥御曹司の怒りを買ってしまったヨヌは、お金のために仕方なく受けた麻薬の運び屋の仕事でワナにはめられ、危うく警察に捕まりそうになる。

そんなヨヌが逃げ込んだのは、韓国有数の大手弁護士事務所“カン&ハム”のエース弁護士チェ・ガンソク(チャン・ドンゴン)のアソシエイト(雇用弁護士)の面接会場だった。

ガンソクは、法律事務所の代表であるカン・ハヨンから、昇進の条件として助手(アソシエイト)を雇うように命じられていたが、エリート大学出身者は似たりよったりで、なかなか良い人材に巡り会えずにいた。

そんな中で出会ったヨヌの才能に興味を引かれたガンソクは、追ってきた麻薬捜査官への対応を、ヨヌ自身に弁護させる形で試してみることにした。

そしてヨヌは、見事に自分を弁護することに成功し、資格が無いにもかかわらず、アソシエイトとして雇われることになったのだった。

感情を排除し勝利のためになんでもするガンソクと、天才的な能力はあるがついつい相手に感情移入してしまうヨヌは、最初はぶつかってばかりだったが、次第に息を合わせるようになり……。

 

『SUITS/スーツ~運命の選択~』のキャスト

相関図

出典:https://kandera.jp/sp/suits/

チャン・ドンゴン

チェ・ガンソク役
大手弁護士事務所“カン&ハム”のエース弁護士。裁判で負けたことが無く、冷静な判断力と緻密な計算は“人の心が読める”と思わせるほど。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

▼チャン・ドンゴンさんの他出演作品:
『アスダル年代記/2019年』
『紳士の品格/2012年』
映画『ブラザーフッド/2004年』
映画『友へ チング/2001年』
『イヴのすべて/2000年』 など

パク・ヒョンシク

コ・ヨヌ役
驚異的な記憶力を持つ天才。幼い頃に両親を亡くし、祖母に育てられる。弁護士になることを夢見ていたがとある事件で挫折、祖母の入院費を稼ぐためアルバイト生活を送っている。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

▼パク・ヒョンシクさんの他出演作品:
『花郎<ファラン>/2017年』
力の強い女ト・ボンスン/2017年』
『上流社会/2015年』 など

チェ・ジョンアン

ホン・ダハム役
10年以上、ガンソクの秘書を務める才女。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

▼チェ・ジョンアンさんの他出演作品:
『リーガル・ハイ/2019年』
『ヨンパリ~君に愛を届けたい~/2015年』
『弁護士の資格~改過遷善/2014年』
『コーヒープリンス1号店/2007年』 など

コ・ソンヒ

キム・ジナ役
大手弁護士事務所“カン&ハム”の主任法律事務員(パラリーガル)。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

▼コ・ソンヒさんの他出演作品:
『復讐の女神/2018年』
あなたが眠っている間に/2017年』
『スパイ~愛を守るもの~/2015年』
『美しい私の花嫁/2015年』
『夜警日誌/2014年』 など

個人的に印象深かった助演キャスト

  • チン・ヒギョン(カン・ハヨン役)
    大手弁護士事務所“カン&ハム”の代表。
  • チェ・グィファ(チェ・グンシク役)
    大手弁護士事務所“カン&ハム”のパートナー弁護士。ガンソクをライバル視している。

 

『SUITS/スーツ~運命の選択~』の感想(多少のネタバレあり)

チャン・ドンゴンさんの大人の魅力

チャン・ドンゴンさんが演じる敏腕弁護士チェ・ガンソクは、まさに“The・大人の男”って感じのキャラクターです。

仕事に関してめちゃくちゃストイックで、ライバル弁護士とは常にバッチバチ。ヨヌに対してすら「いや、そんなに言わなくても…」と思うこともしばしば(笑)

でも、心の内では仲間のことを大切にしていて、ふとした時の柔らかい表情とのギャップに、クギ付けになること間違いなし!

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

パク・ヒョンシクさんの長ゼリフの緊張と緩和

そんなガンソクとタッグを組むのがパク・ヒョンシクさん演じる天才青年コ・ヨヌ。

一度見たものを何でも覚えることのできる驚異的な記憶力を持っていて、ピンチの場面で急に「刑法◯条~」みたいに法律の条文を暗唱するシーンがたくさん出てきます。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

専門用語を含む長ゼリフを、まるで早口言葉のようにスラスラと喋り、相手がぐうの音も出ないほど黙り込んでしまう様子は爽快感バツグン(やーいざまーみろ、って感じ、笑)

コ・ソンヒさん演じる主任法律事務員キム・ジナとのラブラインも、お互いにどんどん惹かれていく様子が丁寧に描写されていてめちゃくちゃグッときます。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

タッグの息がだんだん合ってくる様子にニヤリ

非常に対照的な道を歩んできたガンソクとヨヌがタッグを組むことになり、最初のうちはトラブルばっかりです。(おもにド正論で詰めるガンソクと、能力は高いけど理想を追いかけすぎてから回るヨヌのぶつかり合い)

それでも徐々に互いに歩み寄り、力を合わせて事件を解決する様子には、思わず「やったぜ!」とニヤついてしまいます。

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

特に私は二児のパパなので、厳しくも背中で語る父親のようなガンソクと、その父親に認めて欲しくて精一杯努力するヨヌといった構図にも見えてしまい、どちらのキャラクターにも感情移入が止まりませんでした。

(もちろん、それぞれのキャラクターに血縁関係はありません)

出典:SUITS/スーツ~運命の選択~

 

『SUITS/スーツ~運命の選択~』のおすすめ韓国ドラマ度は★3.5

ハッピーエンド
ストーリー
キャラクター
総合

もともと、原作のアメリカドラマが好きで見始めた本作ですが、1シリーズとしてまとめるために、丁寧に人間関係を描いているのが印象的でした。特に「ガンソクがヨヌを雇った理由」がちゃんと語られるシーンは、個人的にお気に入りです。

(原作はめちゃくちゃ好きですが、次シーズンへ続けるために、「えっ?本当にここでおわり?」とあとを引く演出にモヤモヤしてばっかりだったので、韓国版がすごく見やすく感じました。)

欲を言えば、おおよそのストーリー展開がかなり原作に忠実だったため、もっと韓国独自の社会問題などが取り上げられていたら、さらに良かったかもしれません。

ラブシーンもありますがドロドロや三角関係は無く、どちらかというと主演二人のブロマンスや、法廷闘争の緊迫感を楽しむドラマなので、わりと男性向けの作品かも?

未視聴の方はぜひチャレンジしてみてくださいね♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【番組情報・制作スタッフ】

原題 슈츠
話数 全16話(約975分=約16時間
※U-NEXTでは24話
視聴率 平均視聴率:8.9%
最高視聴率:10.7%(第16話/最終話)
※AGBニールセンメディアリサーチ
(出典:韓国版wikiより)
放送 2018年
提供 KBS2
演出 ▼キム・ジヌ
『推理の女王/2017年』 など
脚本 ▼キム・ジョンミン
『ハッシュ~沈黙注意報~/2020年』
『カンテク~運命の愛~/2019年』
『不滅の恋人/2018年』
『ウチに住むオトコ/2016年』
『朝鮮ガンマン/2014年』
『王女の男/2011年』 など