『朝鮮弁護士カン・ハンス』キャスト・相関図と見どころ|ウ・ドファン表情に沼る法廷時代劇
『ザ・キング:永遠の君主』のウ・ドファンさんと、『二十五、二十一』のキム・ジヨン(ボナ/宇宙少女)さん主演の『朝鮮弁護士カン・ハンス~誓いの法典~』。
法廷で悪を追い詰める痛快さと、ウ・ドファンが演じるハンスの切なさ、そして少しずつ近づいていくメインカップルの恋模様を一度に味わえる時代劇です。
主人公ハンスは、民に代わって訟事を起こす外知部(ウェジブ/現在の弁護士のようなもの)。人をくったような笑みを浮かべて相手を翻弄する一方で、両親を失った過去と復讐への思いを胸に隠しています。
だからこそ、彼が笑う場面は楽しいだけでは終わりません。ふいに表情を消す瞬間に、こちらまで息をのむような痛みが残ります。
権力闘争が渦巻く時代劇としての重厚さはありつつも、法廷シーンは小気味よく、ロックな音楽も軽やか。スカッとしたい気分の日にも、少し切ないロマンスに浸りたい夜にも、するりと入り込める作品でした。
この記事では、『朝鮮弁護士カン・ハンス』のあらすじ、相関図、キャスト、そして実際に観て心をつかまれた3つの魅力について紹介させていただきます!
(トップ画像は公式HPより)
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『朝鮮弁護士カン・ハンス』の基本情報
制作
| 邦題 | 朝鮮弁護士カン・ハンス~誓いの法典~ |
|---|---|
| 原題 | 조선변호사 |
| 英題 | Joseon Attorney |
| 韓国放送 | 2023年3月31日〜5月20日/MBC |
| 話数 | 韓国放送版:全16話 U-NEXTでは全32話 |
| 脚本 | チェ・ジニョン |
| 演出 | キム・スンホ、イ・ハジュン |
予告編
出典:YouTubeチャンネル「LaLa TV公式チャンネル」
あらすじ|笑顔の外知部が抱える、復讐という目的
出典:조선변호사@MBC朝鮮時代、卓越した頭脳と弁舌を持つ外知部カン・ハンスは、幼なじみのドンチとともに民の訟事を請け負っていました。相手がどれほど大きな商団でも、どれほど不利な状況でも、ハンスは相手の裏をかき、言葉で形勢をひっくり返していきます。
そんなハンスの前に現れるのが、ソウォンと名乗る女性。彼女は市中で暮らしながら民の声を聞き、よりよい国をつくろうとしています。実は、身分を隠している先王の娘ヨンジュでもあります。
勝つためには大胆な手段も選ばないハンスと、正しさを曲げずに民を守ろうとするヨンジュ。やり方の違う二人はぶつかりながらも、同じ痛みを見過ごせないことに少しずつ気づいていきます。
ハンスが外知部として戦う理由は、目の前の依頼だけではありません。彼の胸の奥には、両親を失った過去と、その敵への復讐があります。法廷での痛快な逆転劇の向こう側に、ハンスが抱え続ける切実な思いが見えてくる物語です。
『朝鮮弁護士カン・ハンス』の相関図
出典:조선변호사@MBC相関図で押さえたいのは、ハンス、ヨンジュ、ジソンの三人です。
ハンスとヨンジュは、民を助けたいという思いを共有していながら、正義への近づき方が違います。ハンスは訟事に勝つためなら相手の隙を突き、周囲を巻き込み、ときには強引な方法も使う人物です。一方のヨンジュは、立場の弱い人を守るためにも、正しい道を外れてはいけないと考えています。
二人は最初から完璧に気が合うわけではありません。だからこそ、言い合いの中で相手の優しさに触れたり、予想外の一面を知ったりする時間がとても愛おしく感じられます。
そこに関わるのが、漢城府の判尹であるユ・ジソンです。彼は公平な裁きを求める実直な人物で、型破りなハンスとは正反対。ハンスのやり方をジソンがどう裁くのかが見どころになります。そのうえヨンジュへの想いも抱えているので、法廷での立場と恋心の行方が、同じ相手を挟んで重なっていきます。
『朝鮮弁護士カン・ハンス』のキャスト
ウ・ドファン(カン・ハンス役)
出典:조선변호사@MBCカン・ハンスは、法に精通し、鋭い弁舌と大胆な発想で民を勝訴へ導く外知部です。軽口をたたき、相手をおちょくるように見えても、実は人の痛みを見過ごせない人。両親を失った過去があるからこそ、法に頼れず泣き寝入りしそうな人たちを放っておけません。
ハンスの魅力は、ただの“型破りなヒーロー”として描かれていないところ。
楽しそうに笑っているのに、何かの拍子に表情がすっと冷える。その落差があるから、ハンスが抱える復讐の重さが、説明されすぎなくても伝わってきます。
▼ウ・ドファンの他出演作品:
仲間とともに真相を追う彼を見たいなら『マッド・ドッグ』、振れ幅のある役柄に改めて惹かれたなら『ザ・キング:永遠の君主』もおすすめです。
キム・ジヨン(ボナ/宇宙少女)(ソウォン/イ・ヨンジュ役)
出典:조선변호사@MBCソウォンと名乗るヨンジュは、身分を隠して市中で暮らす先王の娘です。民の暮らしを知り、その声を国に届けたいと願う彼女は、ハンスの危うい方法に疑問を投げかけます。
しかもヨンジュは正義感が強いだけの人物ではなく、思い通りにならない現実に悩みながらも、目の前の人を見捨てない。ハンスを変えようと押しつけるのではなく、彼の痛みに触れながら、自分自身も変わっていく姿に惹かれます。
▼キム・ジヨン(ボナ/宇宙少女)の他出演作品:
夢に向かって自分の人生を選び取る女性の姿が好きなら『二十五、二十一』、初々しく頑張る姿が見たいなら『私の彼はエプロン男子』もおすすめです。
チャ・ハギョン(ユ・ジソン役)
出典:조선변호사@MBCユ・ジソンは、訟事を裁く漢城府の判尹(現在の裁判官のようなもの)です。
名家出身でありながら、公平な判決のために努力を惜しまない誠実な人物。ハンスのように派手な言葉で人を動かすタイプではありませんが、譲れない信念を持ち、ヨンジュへの思いも一途です。
ハンスの勢いに目を奪われているうちに、気づけばジソンの静かな誠実さが心に残っているはず。派手さとは違うところで、じわじわと好きになってしまう人物です。
▼チャ・ハギョンの他出演作品:
本作と同じような誠実な姿が好きな方は『無人島のディーバ』、ちょっとゴーイングマイウェイな姿を見てみたい方は『知ってるワイフ』もおすすめです。
個人的に印象深かった助演キャスト
イ・ギュソン(ドンチ役)
ハンスの幼なじみであり、相棒。ハンスが過去を抱えていることも、表には出さない不器用さも知っている。
権力争いや復讐で空気が重くなる場面でも、ドンチとのやり取りがあることで、ハンスの日常がちゃんと息づいて見えるのが印象的でした。
ソン・ゴニ(イ・ヒュル役)
王様。イ・ヨンジュの従兄。先王である叔父が突然亡くなり、幼いころに王となる。
政敵の操り人形状態で、王様なのに全く権力を持っていないところが哀愁を誘います。
チョン・ホジン(ユ・ジェセ(院相)役)
3代にわたって王様を支えてきた大臣。王様以上の権力を持っている。
「The悪役」「権力者」がなんと似合うことか(笑)。
『朝鮮弁護士カン・ハンス』の感想|ハンスという人物に、気づけば心を鷲掴みにされていた
ウ・ドファンの喜怒哀楽を、ずっと追いかけたくなる
『朝鮮弁護士カン・ハンス』を観ていて、いちばん目を奪われたのはウ・ドファンの“顔”でした。
出典:조선변호사@MBC人をくったようにおちゃらける顔。法廷で相手を追い詰めるときの、急に空気を変える真剣な顔。過去に思いを馳せるときの、能面のように感情を閉じた無表情。そして、ときどき心の底から弾けたように笑う顔。
出典:조선변호사@MBCハンスは、シーンごとにまったく違う顔を見せます。その変化に、こちらの心も鷲掴みにされました。明るく軽やかに見えるからこそ、彼がふっと笑わなくなる瞬間が怖い。あの無表情の奥に、どれほどの痛みを抱えているのだろうと思うと、ただの痛快な法廷ヒーローとしては見られなくなります。
出典:조선변호사@MBCそして、これは少しだけ声を大にして言いたいのですが、ウ・ドファンの肉体美もすごいです(笑)。
ハンスという人物の軽さと影、その両方がぐっと近く感じられてくる第3話までは、ぜひ見てほしいと思います。
法廷シーンがテンポよく進むから、見終わったあとに気持ちいい
朝鮮時代を舞台にした法廷ドラマというだけでも珍しいのに、本作は訟事のシーンがとにかくテンポよくて楽しいです。
出典:조선변호사@MBC判事に賄賂を送り、権力と金で人を追い詰める小悪党たちに対して、ハンスは言葉巧みに切り返します。相手が裏をかいたつもりで仕掛けた罠を、こちらが利用する。と思ったら、想定外のことを言うキャラクターが出てきて…。
ハンスの勝ち方は、いつも一筋縄ではいきません。
ときには「そこまでやる?」と思うような力技の解決方法が出てきて、思わず笑ってしまうこともあります。でも、それがハンスらしくて気持ちいい。権力を持つ側が当然のように弱い人を踏みつけようとするからこそ、ハンスの反撃が決まったときの爽快感が大きいのです。
出典:조선변호사@MBCそして、法廷シーンで流れるロックな音楽も印象的でした。バシッ!と決まったタイミングでOSTの『Run away』がかかり始めると、こちらまでニヤッとしてしまう。時代劇でありながら、どこか現代的で疾走感のある雰囲気も、この作品の好きなところです。
日常のあたたかさと、王宮のどろどろした空気の温度差
ハンスとドンチの掛け合いは楽しいですし、物語を彩るサブカップルも微笑ましい。
出典:조선변호사@MBCヨンジュに振り回されながらも、彼女の明るさやまっすぐさに少しずつ惹かれていくハンスを見ていると、「こんな日常がずっと続けばいいのに」と願いたくなりました。
復讐のためだけに生きてきたようなハンスが、少しずつそういう日常を楽しみ始める。その変化を見るのが好きでした。ふとした瞬間に表情がやわらぐと、こちらまで優しい気持ちになります。
出典:조선변호사@MBC一方で、王宮に目を向けると空気は一変します。そこには、いかにも「悪党です」と言いたくなるような人物が次々に現れ、力のない人を平気で踏みにじる。見ていて腹が立つことも多いのですが、その怒りがあるからこそ、ハンスたちが立ち向かう場面に力が入ります。
出典:조선변호사@MBC日常シーンのあたたかさと、王宮の息苦しい権力争い。この温度差があるから、法廷での勝利がより痛快に感じられ、ハンスとヨンジュが見せる穏やかな時間には、思っていた以上に癒やされます。
『朝鮮弁護士カン・ハンス』のまとめ|とにかく見やすくウ・ドファンを楽しめる時代劇
| ハッピーエンド | |
|---|---|
| ストーリー | |
| キャラクター | |
| 総合 |
個人的なおすすめ度は★4.0。
『朝鮮弁護士カン・ハンス~誓いの法典~』は、訟事を通じて悪を追い詰める爽快な法廷ドラマであり、過去を抱えたハンスが人とのつながりの中で少しずつ変わっていく物語でもあります。
ハンスが法廷で見せる自信満々な笑顔にスカッとし、その笑顔が消える瞬間に胸が締めつけられる。ヨンジュやドンチと過ごす日常にほっとして、王宮の理不尽さに腹を立てる。その感情の振れ幅を味わえるから、気づけば次の話を再生したくなっていました。
ウ・ドファンの表情を追うだけでも楽しいですし、法廷の逆転劇も、じわじわ近づくロマンスも見逃せません。時代劇に少し苦手意識がある人にも、ウ・ドファンの新しい魅力を見つけたい人にも、そっと手渡したい一作です。



