『恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~』のナムグン・ミンさん主演の『ドクタープリズナー』を完走しました~
患者第一主義の善良な医者が、医療ミスの汚名を着せられて投獄。その際に起きた悲しい出来事をきっかけに、自分を陥れた黒幕への復讐を誓うサスペンスドラマ。
ストーリー、演出、キャラクター、すべてが「次を見たい!」と思わせるインパクトを持っているのに加えて、1話30分(全32話)なのでどんどん見続けてしまいました。
2019年のKBS演技大賞で5冠を達成し、同年のソウルドラマアワードで韓流ドラマ優秀作品賞も受賞した、韓国でも評価の高いドラマです。
今回は、『ドクタープリズナー』のキャストやあらすじ、個人的な感想に基づくおすすめポイントについて紹介させていただきます!
(トップ画像は韓国公式HPより)
星4.0の一度は見ておきたいおすすめドラマです!
『ドクタープリズナー』の基本情報
予告編
あらすじ
患者のことを第一に考える善良な医者ナ・イジェ(ナムグン・ミン)は、服役中の財閥婦人オ・ジョンヒの体調を操作して重病を装い、刑を執行停止にさせる。見返りを聞かれたイジェは、次の西ソウル刑務所の医療課長へ自分を推薦するように頼む。
彼の狙いは、テガングループ会長の次男イ・ジェファンだった。
3年前、イジェはテガン大学病院で勤務していた。ある晩、彼の患者である夫婦が交通事故で運ばれてきたが、事故を起こした張本人であるジェファンに手術を妨害され、亡くなってしまう。
しかも、ジェファンの怒りを買ったイジェは、医療ミスの汚名を着せられて投獄。その結果、病院を追われたうえに、悲しい出来事を経験したイジェは復讐を決意したのだ。
そして3年後の現在、ジェファンが薬物使用で実刑判決を受けて西ソウル刑務所へ収監されることを知ったイジェは、西ソウル刑務所における実権を握るべく行動を開始。
しかし西ソウル刑務所には、20年にわたって医療課長を勤めてきたソン・ミンシク(キム・ビョンチョル)が、“刑務所の王”として君臨しており……。
『ドクタープリズナー』のキャスト
相関図
ナムグン・ミン
ナ・イジェ役
患者第一主義の優秀な医者だったが、医療ミスの汚名を着せられて投獄。復讐のため、西ソウル刑務所の医療課長になるべく行動を開始する。
▼ナムグン・ミンさんの他出演作品:
『ストーブリーグ/2019年』
『恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~/2018年』
『キム課長とソ理事~Bravo! Your life~/2017年』
『リメンバー~記憶の彼方へ~/2015年』
『匂いを見る少女/2015年』 など
キム・ビョンチョル
ソン・ミンシク役
20年以上、西ソウル刑務所の医療課長として君臨。新設されるテガン病院VIPセンターのセンター長の座をねらって暗躍する。
▼キム・ビョンチョルさんの他出演作品:
『ペガサスマーケット/2019年』
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~/2018年』
『仮面の王イ・ソン/2017年』
『トッケビ/2017年』 など
クォン・ナラ
ハン・ソグム役
西ソウル刑務所のボランティア医師兼テガン病院精神科医。刑務所収監中に行方不明となった弟を探している。
チェ・ウォニョン
イ・ジェジュン役
テガングループ会長の長男、総括本部長。次期会長の座を巡ってジェファンと対立している。
▼チェ・ウォニョンさんの他出演作品:
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~/2018年』
『おしえて!イルスン2017/年』
『2度目の二十歳2015/年』
『君を憶えてる/2015年』 など
個人的に印象深かった助演キャスト
- パク・ウンソク(イ・ジェファン役)
テガングループ会長の長男、常務。 - イ・ダイン(イ・ジェイン役)
テガングループ会長の長男の長女、テガン病院法務チーム長。 - チン・ヒギョン(モ・イラ役)
テガングループ会長の後妻。 - キム・ジョンナン(オ・ジョンヒ役)
西ソウル刑務所の元受刑者、財閥夫人。 - チャン・ヒョンソン (チョン・ウィシク役)
中央地検刑事部長。
『ドクタープリズナー』の感想(多少のネタバレあり)
逆転に次ぐ逆転の頭脳戦は見応えたっぷり
『ドクタープリズナー』の一番の見どころは、なんといっても緊張感ただよう頭脳戦です。
ナムグン・ミンさん演じるイジェと、キム・ビョンチョルさん演じるミンシクをはじめとした敵側が、主導権を握るためにあの手この手で相手をやり込めようと策略を巡らせます。
サスペンス系のドラマだと、序盤は主人公たちが苦境に立たされがちですが、本作ではイジェがきっちりやり返してくれるので、辛い展開が続くのが苦手な私でもすごく楽しめました。
しかも、逆転したと思ってたはずなのに気がつくとピンチに陥っていたり、「もうだめだ!」と思っていたら実は別の策を準備していたりと、最終話のラスト15分までドキドキが続くストーリーでした。
絶妙な“おあずけ”で止め時が分からない
本作は1話30分の全32話(約16時間半)という構成で、総時間は通常の全16話ドラマと同じです。
ただ、この30分の使い方が上手い!
30分のなかでストーリーがどんどん進んでいくので、変な中だるみもなく、展開にスピード感があります。しかも、各回の終わり方が憎らしいほどに絶妙(笑)
めっちゃくちゃ気になるところで「バン!」と終わるので、「えぇ!?どうなるの!?というかもう30分経ったの!?」とあっという間に時間が過ぎてしまいます。
(30分だからあと1話くらい見てから寝よう、という誘惑もすごかったです、笑)
狂気じみた演技がリアルすぎて心配になる
メインの舞台が刑務所だったり、照明も暗めだったりで、全体的にダークな雰囲気が漂う本作。
登場キャラクター同士で腹の探り合いが続くのですが、イジェやミンシクに限らず、誰もが一癖も二癖もありそうなキャラクターばかり。真に迫る演技に一気にクギ付けになりました。
また、病気に関する演技がとにかくリアル。
(メイク技術の進化凄すぎ!)
特に、チェ・ウォニョンさん演じるジェジュン(本部長)に至っては、「演技でそんな場所動かせるの!?」と逆に心配になるほどでした……。
『ドクタープリズナー』のおすすめ韓国ドラマ度は★4
ハッピーエンド | |
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ストーリー | |
キャラクター | |
総合 |
ナムグン・ミンさんの出演作としては『キム課長とソ理事』に続いて2作目。
小悪党ながらにおちゃめでコミカルなキム課長とは対称的に、本作のイジェはダークな雰囲気のなかなか目的が見えない不穏なキャラクターでした。
1話30分という構成でサクサク見れるのに加えて、最初から最後まで、引きの強い緊張感のあるストーリーでだったので、見終わるまでがあっという間に感じました。
ナムグン・ミンさん好きの方はもちろん、「サスペンス系を見てみたいけどあんまり辛いのはちょっと…」という人でも安心して視聴できるおすすめドラマです。
ぜひ視聴してみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【番組情報・制作スタッフ】
原題 | 닥터 프리즈너 |
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話数 | 全32話(約981分=約16時間半) |
視聴率 | 平均視聴率:13.2% 最高視聴率:15.8%(第32話) ※AGBニールセンメディアリサーチ (出典:韓国版wikiより) |
放送 | 20019年 |
提供 | KBS 2TV |
演出 | ▼ファン・インヒョク 『月桂樹洋服店の紳士たち/2016年』 『ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー~/2015年』 『ラブ・ミッション-スーパースターと結婚せよ!-/2011年』 など |
脚本 | ▼パク・ケオク 『カインとアベル/2009年』 『キッドギャング/2007年』 『乾パン先生とこんぺいとう/2005年』 など |